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Vol.43 知らないと損する補助金制度とは???

不動産にかかわるノウハウ

住宅の購入は人生の一大イベント。多くの人が夢のマイホームを手に入れるために努力を重ねていますが、その負担を少しでも軽くするために、国や自治体がさまざまな支援制度を提供しています。この記事では、住宅購入時に活用できる補助金や減税制度を紹介し、賢く利用するためのポイントを解説します。知らないと大きな損をするかもしれませんので、ぜひ最後までご覧ください!

記:ファイナンシャルプランナー 菊池

住宅購入時に活用できる補助金制度

住宅購入を検討している方にとって、補助金制度は非常に心強い味方です。知らないと損するかもしれないこれらの制度をうまく活用することで、住まいのコストを大幅に削減できる可能性があります。補助金は多岐にわたりますが、まずは基本的な制度を理解することが重要です。

国や自治体が提供する補助金制度には、住宅購入者を支援するための多くのプログラムがあります。


○すまい給付金

住宅を購入する際に所得に応じて現金が給付される制度です。一定の収入以下の方が対象となり、給付額は収入額に応じて変わります。新築・中古住宅のいずれにも適用されるため、幅広い層が利用できます。


○長期優良住宅の補助金

長期優良住宅の認定を受けた住宅を購入すると、各種補助金や税制優遇を受けることができます。長く快適に住める住宅を選ぶことで、経済的なメリットも得られます。


○住宅省エネ2025キャンペーン

2024年度に実施されていた「住宅省エネキャンペーン」が、2025年度も継続されることが決定しました。このキャンペーンでは、省エネ性能の高い住宅を購入する際に補助金を受けることができます。特に「子育てグリーン住宅支援事業」では、GX志向型住宅を購入する場合、最大160万円の補助が受けられます。


○ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金

ZEH住宅は、断熱性や省エネ性能が高く、再生可能エネルギーを活用することでエネルギー収支をゼロにすることを目指した住宅です。2025年度もZEH住宅の普及を促進するため、補助金が提供される予定です。補助額は住宅の種類によって異なり、最大100万円の補助が受けられます。


○東京ゼロエミ住宅導入促進事業

東京都では、省エネ性能の高い住宅を対象にした補助金制度「東京ゼロエミ住宅導入促進事業」を実施しています。2025年度は、最も高い省エネ水準の住宅に対して最大240万円の助成が受けられる予定です。


これらの補助金制度を活用するためには、各制度の条件をしっかりと理解し、必要な書類を揃えることが重要です。また、地域によっては独自の制度が設けられている場合も多いため、自治体のホームページや窓口で詳細を確認することをお勧めします。こうした情報をもとに、住宅購入をより経済的に進めることが可能です。

住宅購入時に活用できる減税制度

○住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)

住宅ローンを利用してマイホームを購入した場合、住宅ローン控除を受けることができます。年末の住宅ローン残高に応じた金額が所得税や住民税から控除されるため、この制度を上手に利用することで、住宅購入後の資金計画が大きく変わります。住宅ローン減税の主なポイントとしては、借入限度額や控除率、控除期間などが挙げられます。ただし全ての物件が対応しているものではないことには注意が必要です。合わせて、年収や家族構成によって付加的に上限額が左右されます


○固定資産税の軽減措置

新築住宅の場合、一定期間の固定資産税が軽減される措置が適用されます。特に、長期優良住宅や認定低炭素住宅などの基準を満たす住宅は、より大きな減税を受けることが可能です。


○登録免許税・不動産取得税の軽減

住宅の購入時には登録免許税や不動産取得税がかかりますが、一定の条件を満たせば軽減措置が適用されます。例えば、住宅ローンを利用した場合や、省エネ性能を持つ住宅を購入した場合には、税負担を軽減することが可能です。


補助金・減税制度を賢く活用するポイント

住宅購入において、特定の条件を満たすことで受けられる追加の税制優遇があります。これらの制度をしっかり理解し、活用することで、住宅購入のコストをさらに削減することが可能です。特に「長期優良住宅」と「省エネ住宅」は、税制優遇の対象となることが多く、今後も注目すべき項目です。


○最新情報を確認する

補助金や減税制度は、年度ごとに内容が変更されることがあるため、必ず最新の情報をチェックしましょう。国や自治体のホームページで最新の制度を確認することが重要です。


○申請のタイミングを見極める

制度によっては申請時期が決まっているものもあります。早めに情報収集を行い、計画的に進めることで、スムーズに制度を活用できます。


○専門家に相談する

不動産会社やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することで、自分に適した支援制度を見つけることができます。税金や補助金の手続きは複雑な場合があるため、専門家の知識を活用しましょう。

ステップ詳細注意点
制度の選定自分が利用可能な補助金や減税制度を調べ、最適なものを選ぶ。各制度には対象条件があるため、条件をよく確認することが重要です。
申請準備必要な書類を準備し、申請手続きを進める。提出期限を守ることが、制度利用の成功に繋がります。
専門家への相談税理士や不動産の専門家に相談し、制度の詳細を確認する。信頼できる専門家を選ぶことが大切です。

まとめ

住宅購入は大きな決断ですが、補助金や減税制度を賢く利用することで、負担を軽減しながら快適な暮らしを実現できます。知らないと損をする制度がたくさんありますので、ぜひ情報をチェックし、計画的に活用しましょう。これからマイホームを購入する方は、ぜひ参考にしてみてください!

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