
Vol.394 あなたが最強戦士だったとしても戦うな!!!
空き巣や強盗と鉢合わせ!!住まい選びで考える本当の防犯対策
「もし自宅に泥棒が入ってきたら、どうしますか?」
「家族を守るためなら戦うしかない。」
「自分なら犯人を追い払える。」
そう考える方もいるかもしれません。
しかし、防犯の専門家が共通して伝えることがあります。
それは、空き巣や強盗と遭遇しても、絶対に戦わないこと!!ということです。
たとえ格闘技経験があっても、体力に自信があっても、相手が一人とは限りません。
また、相手が何を持っているか分かりません。
住宅侵入事件で最も避けなければならないことは、「家を守るために命を危険にさらすこと」です。
では、どうすれば犯罪被害を防ぐことができるのでしょうか?
実は、防犯対策は「侵入された後」ではなく、家を選ぶ段階から始まっています。
1.空き巣と強盗はまったく違う犯罪
まず理解しておきたいのは、空き巣と強盗は目的が違うということです。
空き巣とは、住人が不在の時間を狙って侵入し、金品を盗む犯罪です。
犯人は、「人に会わずに犯行を終えたい」と考える傾向があります。
そのため、
・侵入しやすい家
・人目につきにくい家
・防犯対策が弱い家
が狙われやすくなります。
強盗とは、人がいる住宅へ侵入し金品を奪う犯罪です。
近年では、宅配業者を装う、住宅設備点検を装うなど、住人との接触を狙った手口もあります。
空き巣よりも危険性が高く、「家にいるから安心」とは言えない時代になっています。
2.なぜ犯人と戦ってはいけないのか?
「家族を守りたい」そう思う気持ちは当然です。
しかし、犯罪者との対峙は非常に危険です。理由は、
① 相手の目的が分からない
侵入者が、単なる窃盗目的なのか、人への危害を考えているのか、その場では判断できません。
こちらが抵抗したことで、相手の行動が急激に変化する可能性があります。
② 相手は準備している可能性がある
侵入者は、事前に下見をしている場合があります。
住宅の状況、家族構成、生活リズム、侵入経路。
場合によっては、住人よりも家の状況を把握していることもあります。
③ 家の中では逃げ場が少ない
自宅は安心できる場所ですが、侵入者が入った瞬間に状況は変わります。
廊下、階段、玄関周辺、など限られた空間では冷静な判断が難しくなります。
【本当に強い人ほど戦わない】
少し意外かもしれませんが、本当に防犯意識が高い人ほど、「戦う」という選択をしません。
なぜなら、防犯の目的は犯人を倒すことではなく、被害を防ぎ、安全に生活することだからです。
重要なのは、「勝つこと」ではありません。「無事に終わらせること」です。
言うても、相手が悪いにせよ、過剰防衛を問われたら逆に自分に責が出てしまいます。
戦いたい気持ちも分かりますが、やり過ぎのラインがある意味明白ではないため、
どんなに強く自信があったとしても、後々の事を考えたら手を出すべきではないのです。
とは言いつつも、多少、やりすぎない制圧的なものであれば、まだアレかもしれませんが、
正当防衛となると、その見解は複雑の様です。
自分や家族のため、安全確保に全力を出しつつも、警察に連絡を。
上記にも記載ありますが、仲間がいたら報復の可能性だってあるワケですから、
アドレナリンはしまい込んで安全優先でいきましょう。
ね。
記:ライフプランナー 武井