
Vol.424 不動産会社も「大手だから何でもできる」は、間違い?
不動産会社にも得意分野がある!失敗しない会社選びのポイント
「大手の不動産会社に頼めば安心」
「テレビCMをやっている会社なら間違いない」
「全国展開している会社なら、どんな物件でも売れるはず」
不動産会社を選ぶ時、このように考える方は少なくありません。
確かに、大手不動産会社には、
・知名度
・ブランド力
・豊富な取引実績
・充実したサービス
など、多くのメリットがあります。
しかし、大手だからすべての分野が得意というわけではありません。
むしろ、この考えは残念ながら今の時代、情弱と言われかねません、、、
でも実は、不動産会社にも、
・売却が得意
・購入サポートが得意
・マンションに強い
・土地に強い
・相続不動産に詳しい
・投資物件が得意
・特定地域に詳しい
など、それぞれ得意分野があります。
例えば、駅前のタワーマンション売却が得意な会社と郊外の戸建住宅売却が得意な会社では、
持っている知識や販売方法が大きく違います。
大切なのは、「有名な会社だから任せる」ではなく、自分の目的に合った不動産会社を選ぶことです。
今回は、不動産会社の視点から、
「不動産会社にも得意分野がある理由」
「大手だから安心とは限らない理由」
について詳しく解説します。
1.不動産会社によって得意分野が違う理由
一見すると、「不動産を扱う会社なら、どんな物件でも同じでは?」と思われるかもしれません。
しかし、不動産業界では、取り扱う物件によって必要な知識が大きく変わります。
中古マンションの売却では、
・管理状況
・修繕積立金
・管理規約
・過去の修繕履歴
などを見る必要があります。
一方、土地売却では、
・接道状況
・用途地域
・建築制限
・造成費用
などの確認が重要になります。
さらに、相続不動産の場合は、
・相続登記
・共有名義
・税金
・空き家問題
など、通常の売買とは違う知識が必要です。
つまり、「不動産会社」という大きなくくりでも、実際には専門分野が存在します。
2.大手不動産会社のメリットとは?
では、大手不動産会社にはどのような強みがあるのでしょうか?
まず、大手ならではのメリットがあります。
①豊富な顧客情報を持っている
大手不動産会社は、購入希望者の登録数が多い傾向があります。
そのため、条件が合えば早期売却につながる可能性があります。
特に、人気エリアのマンションや需要の高い住宅では、大手の集客力が有利になる場合があります。
②広告力がある
大手は、広告費や販売システムが充実しています。
・不動産ポータルサイト
・自社ホームページ
・購入希望者への紹介
など、多方面から販売活動を行えます。
③社内システムが整っている
大手では、査定方法・契約手続き・営業管理などが仕組み化されています。
初めて不動産取引をする方には、安心材料になるでしょう。
【しかし、大手にも不得意な分野もあります】
①担当者による差が大きい
不動産取引では、会社名だけではなく、担当者の経験や知識が大きく影響します。
同じ会社でも、
担当者によって、提案内容、地域知識、交渉力が変わることがあります。
特に、特殊な物件の場合、経験値が重要になります。
②地域の細かい情報は地元会社が強い場合がある
不動産では、インターネットでは分からない情報があります。
例えば、
・昔から人気のある住宅街
・道路事情
・近隣トラブルの傾向
・地域ごとの価格差
などです。
地域密着型の不動産会社は、長年そのエリアを見ているため、
細かな情報を持っていることがあります。
③扱う物件によって販売戦略が変わる
例えば、駅近マンションなら広域広告が有効な場合があります。
しかし、郊外戸建の場合、その地域で暮らしたい人へ生活イメージを伝えることが重要になります。
つまり、物件によって売り方は変わります。
3.不動産会社の主な得意分野
不動産会社には、代表的な得意分野があります。
①売却に強い会社
売却が得意な会社は、査定根拠・販売価格設定・広告方法・購入者へのアプローチに強みがあります。
「高く売りたい」
「早く売りたい」
という方は、売却実績を見ることが重要です。
②購入サポートが得意な会社
購入に強い会社は、希望条件整理・住宅ローン相談・物件比較・将来性判断などを得意とします。
単に物件を紹介するだけではなく、購入後まで考えた提案が重要です。
③土地に強い会社
土地売買では、建物とは違う知識が必要です。
・建築可能か?
・どんな家が建てられるか?
・土地の問題点は?
などを判断する必要があります。
④相続不動産に強い会社
相続物件では売却だけではなく、法律や税務の確認も必要です。
・共有名義
・空き家
・遠方の不動産
などは経験が重要です。
4.「大手だから安心」で失敗するケース
実際に起こりやすい失敗があります。
それは、会社の名前だけで選んでしまうことです。
例えば、査定額が高かったため依頼したとします。
しかし、実際には販売戦略がなく、数ヶ月経っても問い合わせが少ない。
このようなケースがあります。
重要なのは、「いくらで査定したか?」ではなく、「どうやって売るのか?」です。
【良い不動産会社を選ぶポイント】
では、どのような会社を選べばよいのでしょうか?
①査定理由を説明してくれる
良い会社は、「なぜこの価格なのか?」を説明します。
根拠のない高額査定には注意が必要です。
②メリットだけではなくデメリットも話す
不動産には必ず、良い部分と注意点があります。
良い会社ほど、売りたいから良いことだけ言うのではなく、リスクも説明します。
③地域情報を持っている
特に住宅購入では、街の情報が重要です。
・住環境
・将来性
・周辺相場
などを説明できる会社は信頼できます。
④担当者との相性を見る
不動産取引は、担当者との長い付き合いになります。
質問への回答、説明の分かりやすさ、対応の丁寧さなども重要です。
<不動産会社選びで大切なのは「規模」ではなく「相性」>
大手には大手の強みがあります。
地域密着型には地域密着型の強みがあります。
どちらが絶対に優れている、ということではありません。
重要なのは、自分の目的に合っているかどうかです。
・人気エリアのマンション売却
・地方の土地売却
・相続した空き家
・初めての住宅購入
これらに必要なサポートは、それぞれで違います。
売却なら売却に強い会社。
購入なら購入サポートが得意な会社。
土地なら土地に詳しい会社。
相続なら相続経験がある会社。
それぞれ専門性があります。
当社では、地域の不動産市場を熟知し、物件ごとの特徴を踏まえたご提案を行っております。
伊達にこれまで色々な経験をしてきておりません!
「大手に相談したけれど、本当にこの方法で良いのか不安」
「自分の物件に合った売り方を知りたい」
「地域を知る会社に相談したい」
という方も、お気軽にご相談ください。
不動産会社選びで大切なのは、一番大きな会社を選ぶことではありません。
あなたの不動産に一番合った会社を選ぶことです。
記:宅地建物取引士 原田