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Vol.413 家は資産か消費か??

不動産のアレコレ

マイホーム購入で後悔しないために知っておくべき「本当の価値」とは?



「家は資産になるのでしょうか?」

「住宅ローンを払っているだけなら、ただの消費ではないですか?」


住宅購入を考えている方から、このような質問を受けることがあります。


確かに、家を購入すると、

・住宅ローン

・固定資産税

・修繕費

・管理費

など、多くのお金が必要になります。


そのため、「毎月お金を払っているだけなら、家は消費なのでは?」と考える方も少なくありません。


一方で、

「家賃を払い続けても何も残らない」

「住宅ローン完済後は自分の資産になる」

という考え方もあります。


では、実際に家は、資産なのでしょうか?

それとも、単なる消費なのでしょうか?


結論から言うと、住宅は「選び方」によって資産にもなり、消費にもなります。

すべての家が資産になるわけではありません。


反対に、購入した瞬間から価値が下がるだけのものでもありません。


重要なのは、

「どんな家を買うのか?」

「どこに買うのか?」

「将来売却できる可能性があるのか?」

です。


今回は、不動産会社の視点から、「家は資産か消費か?」という永遠のテーマについて詳しく解説します。




1.そもそも資産とは何なのか?


まず、「資産」という言葉の意味を考える必要があります。


一般的に資産とは、将来的に価値を持つもの、または、お金を生み出す可能性があるものを指します。


例えば、

・現金

・株式

・投資信託

・土地

・建物

などがあります。


ただし、不動産の場合、所有しているだけで必ず価値が上がるわけではありません。


ここが重要なポイントです。

同じ「家」でも、場所や条件によって価値は大きく変わります。



<家を「資産」と考えられる理由>

住宅が資産と言われる理由はいくつかあります。



①売却して現金化できる

家の大きな特徴は、売却できることです。

例えば、購入時に3,000万円だった住宅が、将来2,800万円で売却できた場合、

完全に価値がなくなったわけではありません。

住んでいる期間中に利用した価値を考えれば、一定の資産価値を維持していると言えます。



②住宅ローン完済後は住居費負担が減る

賃貸住宅の場合、住み続ける限り家賃が発生します。

一方で、住宅ローンを完済すれば、毎月の大きな支払いはなくなります。

もちろん、固定資産税や修繕費は必要ですが、住む場所を確保できるという価値があります。



③土地には価値が残る可能性がある

建物は築年数とともに劣化します。

しかし、土地は基本的に同じ場所に存在します。


特に、

・駅近

・人気エリア

・生活利便性が高い場所

などは、将来的にも需要が期待できます。


不動産では、「建物より土地を見る」と言われることがあります。




2.しかし家は必ずしも資産になるわけではない


ここで注意したいのは、「家を買えば資産になる」という考え方、これは間違いです。

住宅選びを間違えると、購入した家が大きな負担になることがあります。



<家が資産ではなく「消費」になるケース>


①立地が悪い

不動産で最も重要と言われるのが立地です。

駅から遠い・公共交通機関が少ない・周辺施設が少ない・人口減少地域などでは、

将来的な需要が限られる場合があります。


どれだけ立派な家でも、購入希望者が少なければ売却は難しくなります。



②購入価格が高すぎる

住宅購入では、「いくらで買うか?」が非常に重要です。

人気エリアでも、相場より高く購入すれば売却時に苦労する可能性があります。


周辺相場が3,000万円の住宅を4,000万円で購入した場合、

将来売却するとき、購入価格との差が大きくなる可能性があります。

重要なのは、高い家ではなく価値に見合った家を買うことです。



③維持管理をしない

住宅は購入して終わりではありません。

建物は時間とともに劣化します。


・外壁

・屋根

・給湯器

・水回り設備


などは修繕が必要になります。


管理されていない住宅は、購入希望者から敬遠されることがあります。

逆に、丁寧に維持された住宅は、築年数が経過しても評価される場合があります。




3.家を資産に近づけるための条件


では、どのような住宅なら資産価値を維持しやすいのでしょうか?


条件①需要があるエリア

不動産価値は、需要と供給で決まります。

購入希望者が多い地域ほど、売却しやすくなります。


確認すべきポイントは、

・駅距離

・人口動向

・周辺開発

・生活環境

です。



条件②万人受けする間取り

個性的すぎる住宅は、購入者が限定されます。

売却を考えるなら、多くの人が暮らしやすい間取りの方が有利です。



条件③管理状態が良い

中古住宅では、築年数より管理状態が重要になることがあります。

・定期的な修繕

・丁寧な使用

・設備更新

などは、将来の売却時にプラスになります。




4.「賃貸」と「購入」はどちらが得なのか?


よく、「賃貸と購入、どちらが得ですか?」という質問があります。

しかし、これは簡単には答えられません。


なぜなら、住む地域、期間、家族構成、収入、価値観によって答えが変わるからです。


賃貸には、

・住み替えやすい

・修繕費負担が少ない

というメリットがあります。


購入には、

・資産として残る可能性

・住居費をコントロールできる

というメリットがあります。


重要なのは、どちらが正解かではなく、自分の人生設計に合っているかです。



<不動産会社が見る「資産価値」とは?>

不動産会社が住宅を見る時、単純に新しいか古いかだけでは判断しません。


・立地

・市場需要

・周辺相場

・建物状態

・将来性


例えば、築30年の駅近マンションと、築5年の駅から遠い住宅。

場合によっては、築30年のマンションの方が資産価値を維持していることもあります。




住宅購入は「消費」ではなく「選択」である


家を買うことは、単なる消費ではありません。

しかし、何でも資産になるわけでもありません。

住宅購入とは、人生の中で大きな資金をどこに置くかという選択です。


だからこそ、価格だけを見るのではなく、将来の価値まで考えることが重要です。



でも、この仕事をしていて思うのは、定年後の住処について。


賃貸で住むにも、年金か貯蓄か、仕事をするか、、、の選択肢がその時に自分自身に得られているのであれば、

早々困りはしないと思います。


ですが、もし、その選択肢がない場合、一生仕事をし続けないといけません。


毎年税金が掛かかるにしても、月に換算したら賃料以下。


設備の補修っていっても、ねぇ~って感じです。



選択できる人生に自信がない方は、定年までに住宅ローンを完済してしまう事です。


言うても、住む場所を奪われる権利が無いのは、安心だと思います。



記:宅地建物取引士  原田


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