
Vol.415 お金持ちは家をどう買う???
資産を増やす人が不動産購入で見ている本当のポイント
「お金持ちは、どんな家を買っているのだろう?」
住宅購入を考えたことがある方なら、
一般的には、
「お金持ちは豪邸を買う」
「広い土地の家に住む」
「高級住宅街を選ぶ」
というイメージがあります。
もちろん、そのような住宅を購入する方もいます。
しかし、不動産の世界で本当に資産を築いている人を見ると、
むしろ、
「将来価値が残る家なのか?」
「売却するときに買いたい人がいるのか?」
「お金を生む可能性がある不動産なのか?」
という視点で住宅を選んでいます。
つまり、お金持ちは『住む場所』ではなく『資産になる不動産』
今回は、不動産会社の視点から、
・資産を持つ人が住宅購入で考えること
・一般的な購入方法との違い
・お金持ちが避ける物件
・これから家を買う人が参考にすべきポイント
について詳しく解説します。
1.お金持ちは「価格」ではなく「価値」で家を見る
住宅購入では、多くの人が最初に見るものがあります。
それは、「価格」です。
もちろん予算を考えることは重要です。
しかし、資産を多く持つ人ほど「安いか高いか?」ではなく、「その価格に見合う価値があるか?」を考えます。
例えば、同じ5,000万円の住宅でも、
10年後に4,000万円で売れる家と10年後に2,000万円になる家では、実質的な負担が大きく違います。
お金持ちは購入価格ではなく、将来的な価値まで含めて判断します。
2.お金持ちが最初に見るのは「立地」
不動産には、「場所は変えられない」という大きな特徴があります。
建物は、リフォームできます。設備交換もできます。
しかし、駅の位置、街の雰囲気、周辺環境、土地の条件は簡単には変えられません。
そのため、資産を持つ人ほど建物より先に立地を確認します。
3.人気エリアを選ぶ理由は「見栄」ではない
高級住宅街や人気エリアを選ぶ人を見ると、「ブランドを買っている」と思われることがあります。
しかし、本当の理由は別にあります。
それは、「需要が続きやすいから」です。
例えば、駅近、交通利便性が高い、生活施設が充実している、人気学校区であるなどの条件がある住宅は、
将来的にも購入希望者が現れやすくなります。
不動産では、「自分が欲しい」だけではなく、「次の人も欲しいと思うか?」が重要です。
4.お金持ちは「広さ」だけで選ばない
住宅購入では、「広い家が良い」と思う方も多いでしょう。
しかし、資産価値という視点では、広さだけでは判断しません。
駅から遠い100坪の土地と、駅徒歩5分の50坪の土地。
場合によっては、後者の方が高い価値を持つことがあります。
理由は、土地の需要が違うからです。
お金持ちは、「大きい家」ではなく、「価値が残る家」を選びます。
5.お金持ちは住宅ローンを怖がらない?
意外に思われるかもしれませんが、資産を持つ人ほど住宅ローンを上手に利用する傾向があります。
現金を持っているから、必ず現金一括購入する。
これは必ずしも正解ではありません。
なぜなら、お金には使い方があるからです。
例えば、手元資金を事業や投資に活用できる場合、住宅ローンを利用することで、
資金効率を高める考え方もあります。
重要なのは、「借金をするかどうか?」ではなく、「その借入が将来プラスになるか?」です。
6.お金持ちは「新築」にこだわらない
一般的には、「新築=良いもの」というイメージがあります。
しかし、資産家の中には、中古住宅を積極的に選ぶ人もいます。
理由は、価格と価値のバランスを見るからです。
新築住宅は、購入直後に市場価格との差が出る場合があります。
一方で、良い立地の中古住宅は、価格が安定しているケースもあります。
見るポイントは、新しいか古いかではなく、「価値があるか?」です。
7.お金持ちが避ける家の特徴
では逆に、資産を持つ人が慎重になる住宅とはどのようなものなのでしょうか?
①需要が少ない場所
どれだけ立派な建物でも、購入希望者が少ない場所では、売却時に苦労する可能性があります。
特に、
・交通が不便
・人口減少エリア
・生活施設が少ない
場所は慎重に判断します。
②個性的すぎる住宅
注文住宅では、自分好みにこだわることができます。
しかし、個性が強すぎる住宅は、次の購入者を選ぶ場合があります。
・特殊な間取り
・極端なデザイン
・使いにくい設備
などです。
資産価値を考える人ほど、万人受けする部分も大切にします。
③維持費が高い住宅
購入価格だけを見る人は多いですが、資産家は維持費も確認します。
・管理費
・修繕費
・固定資産税
・メンテナンス費用
です。
長期間所有すると、維持コストは大きな差になります。
【お金持ちは「タイミング」も見る】
不動産購入では、タイミングも重要です。
ただし、「価格が下がるまで待つ」という単純な考えではありません。
見るべきなのは、市場の状況、金利、エリアの将来性、供給量です。
良い物件は、価格だけを待っている間に、他の人に購入されることもあります。
資産を持つ人は、「安い時を待つ」より、「価値のある物件を適切なタイミングで買う」ことを重視します。
8.お金持ちは不動産会社をどう使うのか?
資産を持つ人ほど、専門家を活用します。
理由は、不動産には公開情報だけでは分からないことが多いからです。
・過去の売買事例
・地域の将来性
・売却しやすさ
・隠れたリスク
など、不動産会社は物件を紹介するだけではありません。市場を見る専門家でもあります。
<一般の人も「お金持ちの買い方」は参考にできる>
もちろん、誰もが高額な住宅を購入できるわけではありません。
しかし、考え方は参考になります。
大切なのは、「安いから買う」ではなく、「価値があるから買う」という視点です。
例えば、住宅購入前には、
・10年後も欲しい人がいるか?
・売却するとしたらいくらになるか?
・街は発展するか?
・維持費は無理がないか?
を考えることが重要です。
こう見ていくと、お金持ちの特性が見えてくると思います。
それでも、高級住宅街と言われるような立地に、数億もの建物を建てる方もおります。
中には、法人名義で買っている人もいます。