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Vol.127 2025年下半期 神奈川の不動産価格下げ傾向?

不動産のアレコレ

2025年下半期 神奈川の不動産価格下げ傾向?

~戸建購入を検討するあなたへの最新市場レポート~




「家の値段って、上がり続けるんじゃないの?」


「そろそろ下がるのを待ってから買った方がいいのでは?」


そんな声を、最近とても多く耳にします。


特に神奈川県エリアは、首都圏のベッドタウンとして常に人気が高い地域。


横浜・川崎はもちろん、湘南や相模原なども含め、戸建需要は底堅い…と言われてきました。



しかし、2025年に入り、


不動産会社の現場感覚として「価格が少し落ち着いてきているのでは?」と感じる動きが出始めています。



そこで今回は、


  • ①神奈川の不動産価格が実際に下げ傾向にあるのか

  • ②その背景にある要因

  • ③今後の見通しと、購入者が取るべきスタンス


について、不動産会社の目線からわかりやすく解説していきます。




1. 神奈川の不動産価格は本当に下がってきている?


まず大前提ですが、「不動産価格は下がるのか?」という問いに対しての答えは、


エリア・物件種別・条件によるというのが現実です。



ただし、2025年の下半期に入り、以下のような変化が現場で見られます。



1-1 新築戸建の価格調整

これまで「右肩上がり」で値付けされてきた新築戸建ですが、


最近は販売開始価格を少し抑えめに設定する動きが出ています。


特に、2023〜2024年に比べて売れ行きが鈍いエリアでは、値下げ交渉に応じやすくなっている印象です。



1-2 中古戸建の売却価格の修正

売主様が「周りの相場より高めに設定」しても、すぐに売れず、最終的に値下げして成約に至るケースが増加。


買い手が冷静になり、強気価格では動かない傾向が鮮明になっています



1-3 実需層の動きが落ち着いてきた

金利上昇や生活コスト増加の影響で、「本当に必要な人だけが買う」動きが強まっています。


結果として、需要に対して供給が少し余り気味になり、売主が価格を調整せざるを得ない局面が増えているのです




2. 価格が下げ傾向にある背景


では、なぜ神奈川の戸建市場で「価格が下がってきている感覚」が生まれているのでしょうか?



2-1 金利上昇の影響

2025年の金融政策では、金利がわずかに引き上げられています。


住宅ローンの金利が数%違うだけで、月々の返済額は数万円変わることも。


結果、購入予算を引き下げざるを得ない人が増え、相場全体の抑制要因になっています。



2-2 生活コストの上昇

光熱費、食費、教育費…すべての生活コストが上昇傾向。


購入者は「ローン返済だけでギリギリ」という家計運営を避ける傾向が強まりました。


そのため、「多少条件が悪くても安い物件を選ぶ」、「無理に高額な物件を買わない」という選択肢が増えています。



2-3 供給の増加

一部エリアでは、新築戸建の建売が集中して供給され、競合が激化。


売れ残りを避けるため、販売価格を抑える動きが出ています。



2-4 買い手の“冷静化”

コロナ禍直後の「とにかく家が欲しい!」という熱狂的な需要は落ち着きました。


今は「本当に買うべきか」をじっくり考える時代。売主が強気でいられる空気が薄れてきています。




3. それでも「値崩れ」とは違う理由


ここまで読むと、「よし!待っていればどんどん安くなる!」と思うかもしれません。しかし注意が必要です。


神奈川の不動産は、確かに一部価格調整が見られるものの、本格的な“値崩れ”とは違うのです。


  • ■横浜・川崎などの都市部は依然として需要が高い

  • ■駅近や学区内などの人気エリアはむしろ価格が下がらない

  • ■土地が限られている地域では、安売り自体が起こりにくい


つまり、全体として「バブル的な高騰が落ち着いた」だけで、劇的な値下がりを期待するのは危険と言えます。




4. 戸建購入者はどう動くべき?


「下がっているかも」と聞けば、誰だって「もっと待てば得するのでは?」と思うのが自然です。


ですが、購入者にとって大切なのは“価格の上下”よりも“生活に合う家を適正な価格で買うこと”です。



4-1 “買い時”は人それぞれ

  • ■子どもの入学前に引っ越したい

  • ■親の介護で実家近くに住みたい

  • ■家賃がもったいないから早く購入したい


人生のタイミングによって、待つべきか動くべきかは変わります。市場が少し落ち着いた今こそ、冷静に検討する好機です。



4-2 値引き交渉の余地が広がっている

2024年までのように「価格は動きません」と言われることは少なくなりました。


今は、売主が柔軟に応じるケースが増えているため、条件次第でお得に購入できるチャンスです。


ただし、値下げの過度な期待はNGです。



4-3 長期的な資産価値を意識する

一時的な価格の上下に一喜一憂するよりも、


  • ■駅距離

  • ■周辺環境

  • ■学校や商業施設の充実度


といった将来も価値が残りやすいポイントを意識しましょう。




5. 不動産会社としての本音


不動産会社の感覚としても、「神奈川の戸建価格は少し下げ方向にある」と思います。


ただしそれは「急落」ではなく、「適正化」に近い動きです。



これまでは、正直「ちょっと高すぎる」と感じる価格設定でも売れていました。


しかし今は、相場に合った値付けをしなければ売れません。



つまり、健全な市場に戻りつつあるという見方もできます




  • ・神奈川の戸建価格は、2025年下半期にかけて「やや下げ傾向」

  • ・金利上昇や生活コスト増が背景

  • ・ただし人気エリアでは依然として価格は強い

  • ・今は“値崩れ”ではなく“相場の適正化”の段階


  • 購入者は「自分のタイミング」と「資産価値のある物件」を意識することが大切です。



不動産価格はニュースや統計で大きく語られることが多いですが、


実際に家を買うのは「あなたの人生のタイミング」です。



市場動向に振り回されすぎず、信頼できる不動産会社と一緒に冷静に判断していくことをおすすめします。




当社でも、最新の価格動向や未公開情報を踏まえたご提案を行っています。

「今買うべき?もう少し待つべき?」と悩まれている方は、ぜひお気軽にご相談ください。



記:宅地建物取引士 原田

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