
Vol.235 賃貸vs購入に終止符を打つ!打つ!!打つ!!!
賃貸vs購入に終止符を打つ
― 迷い続ける人生に「決断」という資産を ―
「家は賃貸の方が身軽でいい」
「いや、買った方が資産になる」
この賃貸vs購入論争、あなたも一度は耳にしたことがあるでしょう。
インターネットを検索すれば、どちらの意見も山ほど出てきて、結局こう思うはずです。
「で、結局どっちが正解なの?」
本記事では、この終わらない論争に終止符を打ちます。
結論から言います。
「若い時は賃貸、30代になったら購入」
これが、もっとも合理的で、人生を有利に進めやすい選択です。
1.なぜ「賃貸vs購入」は永遠に答えが出ないのか?
この議論が終わらない理由は簡単です。
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■年齢
■年収
■家族構成
■住む地域
■将来設計
これらの条件が人によって全く違うからです。
にもかかわらず、ネット記事では「賃貸が得」・「購入が正解」と一括りに語られているため、混乱が生じます。
本来、答えは一つではありません。
ただし――
「年齢」という視点を入れた瞬間、答えはかなり明確になります。
2.若い時(20代〜)の賃貸は「戦略的にアリ」
まず結論の前半からお伝えします。
若い時の賃貸は、間違いではありません。むしろ、条件付きで非常に合理的です。
【若いうちは賃貸が向いている理由】
■転職・転勤・独立など、人生の変化が多い
■家族構成が固まっていない
■収入が今後上がる可能性が高い
■住宅ローンを急いで組む必要がない
この時期に無理して購入すると、
■住み替えがしづらい
■住宅ローンが重荷になる
■将来の選択肢を狭める
といったリスクもあります。
ただし「一生賃貸」のつもりで住むのはNG。
ここが重要なポイントです。
若い時に賃貸を選ぶなら、必ず「目的」を持つべきです。
それが――
将来、一括 or 有利に購入できる資金を貯めること
です。
3.高齢になるほど「賃貸は難しくなる」という現実
ここは、あまり語られない不都合な真実です。
【年齢が上がるほど賃貸は厳しくなる】
多くの方が誤解していますが、
賃貸は年齢制限がない=誰でも借りられるわけではありません。
実際には、
■高齢になると保証会社の審査が厳しくなる
■孤独死リスクを理由に断られる
■収入より「年齢」を見られる
■更新を断られるケースもある
という現実があります。
「年金があるから大丈夫」
「貯金があるから問題ない」
そう思っていても、貸す側の判断基準は別なのです。
4.「賃貸で老後」は想像以上に不安定
賃貸住宅は、あくまで他人の資産です。
■建物の老朽化で退去を求められる
■家賃が上がる
■オーナーが変わる
■建て替えになる
これらは、自分ではコントロールできません。
若い時は問題なくても、
70代・80代になった時に「次の部屋が見つからない」という事態は、決して珍しくないのです。
5.30代で「購入」を選ぶと人生が有利になる理由
ここからが本題です。
なぜ30代がベストタイミングなのか?
理由は非常にシンプルです。
① 住宅ローンを最も有利に組める
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年齢が若い
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健康状態が良い
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団体信用生命保険に入りやすい
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返済期間を長く取れる
同じ物件でも、30代と50代ではローン条件が全く違います。
② 「家賃」から「資産」に変わる
賃貸では、何十年払っても1円も自分のものになりません。
一方、購入は、
ローン返済=資産形成
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完済すれば住居費が激減
-
将来、売却・賃貸も可能
つまり、支払いの性質が「消費」から「投資」に変わるのです。
6.「買ったら身動きが取れない」は本当か?
よくある反論がこれです。
「家を買ったら、人生が縛られる」
もう、それは昔の話です。
現在は、
■売却しやすいエリア選び
■賃貸に出しやすい間取り
■需要の高い価格帯
これらを押さえれば、“動ける持ち家”を持つことは十分可能です。
むしろ、
「何も持っていないから動きやすい」
と思っていた人が、
年齢を重ねて賃貸が借りられず身動きが取れなくなるケースの方が深刻です。
7.賃貸か購入かではなく「戦略の問題」
本記事でお伝えしたいのは、「賃貸が悪」・「購入が正義」という話ではありません。
正解はこれです
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若い時
→ 賃貸でOK。ただし目的は「貯める」 -
30代以降
→ 購入して資産を持つ -
老後
→ 住む場所に困らない人生設計
この流れを意識しているかどうかで、40代・50代の安心感は大きく変わります。
8.不動産購入は「早く決めた人」が有利になる
不動産は、
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■情報
■タイミング
■判断力
■決断力
で差がつきます。
「もう少し考えてから…」
「今はまだ早いかも…」
そう言っている間にも、年齢は上がり・ローン条件は厳しくなり・選択肢は減っていきます。
最後に、この記事の結論をまとめます。
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賃貸vs購入に絶対的な正解はない
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ただし、年齢を無視した選択は危険
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若い時の賃貸は「準備期間」としてアリ
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30代での購入は、人生を有利にする
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高齢になるほど賃貸は難しくなる現実を知る
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住まいは「感情」ではなく「戦略」で決める
もしあなたが今、「賃貸を続けるべきか」・「購入に踏み切るべきか」・「どのタイミングが最適か」
で迷っているなら、一度、プロの視点で整理してみることをおすすめします。
当社では、無理な購入を勧めることはありません。
あなたの年齢・収入・将来設計に合わせて、
「賃貸でいるべきか」・「買うべきか」から一緒に考えます。
迷い続けるより、知った上で選ぶことが、何よりの資産です。
記:ファイナンシャルプランナー 菊池