
VOL.260 告知事項の不動産って意外と狙い目!?
不動産の「告知事項」って何?知らないと損する重要ポイントを分かりやすく解説!
不動産を探していると、
「※本物件には告知事項があります」
こんな一文を見かけたことはありませんか?
なんとなく怖そうだけど、「告知事項って結局なに?」「事故物件のこと?」と、
よく分からないままスルーしてしまう人も多いはず。
でも実はこの告知事項、知っているかどうかで、
「後悔するか」
「安心して契約できるか」
が大きく変わる、とても重要なポイントなんです。
今回は、不動産初心者の方でも分かるように、
不動産の告知事項とは何か?
どんな内容が告知されるのか?
注意点やチェックポイント
を分かりやすく解説していきます!
1.不動産の「告知事項」とは?
まず結論から。
告知事項とは、「契約前に必ず買主・借主へ伝えなければならない重要な事実」のことです。
不動産は高額な買い物・長く住む場所なので、後から「そんな話、聞いてない!」となるのは大問題。
そこで宅建業法では、物件にとって不利になる可能性のある情報を事前に説明する義務が定められています。
これが「告知事項」です。
2.告知事項=事故物件、だけじゃない!
「告知事項=事故物件」
と思われがちですが、実はそれだけではありません。
告知事項には、大きく分けて次の4種類があります。
① 心理的瑕疵(いわゆる事故物件)
一番よく知られているのがこれ。
心理的瑕疵の例
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自殺
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他殺
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孤独死(発見が遅れた場合など)
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室内での死亡事故
住む人が「気持ち悪い」「不安を感じる」と感じる可能性がある出来事が該当します。
※ポイント
自然死や病死でも、状況によっては告知対象になる
発生時期・内容によって告知期間の判断が分かれることも。
最近はガイドラインも整備され、
「何でも一生告知しなければならない」というわけではなくなっています。
② 物理的瑕疵(建物や土地の欠陥)
建物そのものに問題があるケースです。
【物理的瑕疵の例】
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雨漏り
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シロアリ被害
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建物の傾き
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基礎部分のひび割れ
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地中埋設物(古い浄化槽・廃材など)
住んでから「修理が必要」・「生活に支障が出る」といった重大な影響があるものは告知が必要です。
③ 環境的瑕疵(周辺環境の問題)
物件自体ではなく、周辺環境に関する告知事項です。
【環境的瑕疵の例】
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近くに墓地・火葬場がある
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騒音(線路・幹線道路・工場)
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悪臭(ゴミ処理場・工場など)
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近隣に暴力団事務所がある
人によって感じ方は違いますが、「一般的に不安を感じる可能性がある」場合は告知対象になります。
④ 法律的瑕疵(法的な制限)
法律や権利関係の問題も告知事項です。
【法律的瑕疵の例】
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再建築不可
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建築基準法違反
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用途地域による制限
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借地権・地上権がある土地
知らずに購入すると「建て替えできない…」・「思った使い方ができない…」という事態になりかねません。
3.告知事項はいつ説明される?
基本的には、契約前の「重要事項説明」で説明されます。
宅地建物取引士が書面、口頭で説明するのがルールです。
※賃貸でも売買でも同じです。
告知事項がある物件はダメなの?
結論:一概にダメではありません。
では、告知事項あり物件のメリットとは?
家賃・価格が相場より安い、条件交渉しやすい、内容を理解して納得すればコスパが良い
「気にしない人」にとっては、むしろ狙い目になることも。
告知事項で後悔しないためのチェックポイント
最後に、必ず押さえておきたいポイントです。
✔ どんな内容か具体的に確認する→「告知事項あり」だけで判断しない
✔ いつ・どこで起きたか→ 時期や場所で印象は大きく変わる
✔ 書面に記載されているか→ 口頭だけで済まされない
✔ 気になることは遠慮せず質問→ 納得できないまま契約しない
告知事項は「正しく知れば怖くない」
不動産の告知事項は、買主・借主を守るための大切な情報です。
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告知事項=事故物件だけではない
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種類は「心理・物理・環境・法律」の4つ
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内容を理解すれば、良い選択ができる
「知らなかった…」で後悔しないためにも、告知事項は必ず確認しましょう。
記:あなただけのライフプランナー武井