
Vol.280 心霊的に「正直、関わりたくない物件」本当にある?
心霊的に「正直、関わりたくない物件」本当にある?
不動産会社はオカルトを信じているのか?
不動産会社は基本、非科学的なものを信じていません。
図面、登記、法令、数字。
不動産業界は超・現実主義の世界です。
それでも――
「これは…ちょっと無理だな」
と全員が黙る物件が、確かに存在します。
都市伝説でも何でもありません。
以外とすぐそばに、しれーっとあったりします。
今回は、不動産会社が表では語らない“心霊的に近づきたくない物件”の実情をお話しします。
1.いわゆる「事故物件」より怖いもの
心霊と聞くと、まず思い浮かぶのが事故物件。
■自殺
■他殺
■孤独死
ですが、不動産会社が本当に身構えるのは、説明がつかない“違和感の塊”のような物件です。
■事故歴はない
■告知義務もない
■書類上はクリーン
それなのに、
■内見が決まらない
■なぜか長期間空室
■入居者が短期間で退去を繰り返す
理由を聞くと、みんな口を揃えてこう言います。
「何か、嫌な感じがする」
テレビなどでは、こうした物件をエンタメとして話をしていますが、
この業界に長く身を置いていると、「まぁ、珍しくないけどね」って
テレビに向かって話していたります。
2.不動産会社が一番怖がる「説明できない一致」
不動産会社が嫌がるのがコレ↓です。
■同じ時間帯に異変が起きる
■同じ場所で体調不良
■同じ理由で退去
例えば、
■夜中の2時に目が覚める
■リビングに居られない
■特定の部屋に入れない
こうした話が複数の入居者から一致して出てくると、不動産会社は警戒モードになります。
3.写真・動画にだけ映る「何か」
今の時代、内見写真や動画は必須です。
ですが、
■一部の部屋だけ写りが悪い
■同じ場所にノイズ
■何度撮ってもピントが合わない
そんなケースも実際にあります。
もちろん、機材の問題、光の問題と理屈では説明できます。
それでも、現地では何もない・でもデータだけおかしいと続くと、誰も積極的に触れなくなります。
年間に数百件・数千件と現地に赴く我々として、玄関開けた瞬間に、あ…と思う事、よくあります。
私たちは、基本的にどんな物件でもある程度の慣れがあります。
人が亡くなった直後の物件や、夜逃げの後の生々しさ残る物件など、基本的には無感情で入室出来たりします。
その上でも、あ…と思う。
無意識を超える圧力。これが、嫌。
逆に、何かあったと説明できる物件の方が何も無かったりするもんです。
4.「住めば慣れる」が通用しない物件
よくある営業トークに、「最初だけですよ」と言われる事もある様です。
しかし、このような物件では、慣れない人は本当に慣れません。
■寝られない
■常に気配を感じる
■家に帰りたくなくなる
結果、
■家賃が安くても退去
■何度募集しても短期解約
不動産会社としては、「住まわせてはいけない物件」という認識になります。
5.霊より怖い「土地の記憶」
これは業界内でよく言われる話です。怖いのは建物より土地で、
■昔、処刑場だった
■病院や火葬場が近かった
■事件・事故が集中していた
こうした場所は、建て替えても・リフォームしてもなぜか問題が起きやすい。
当然、科学的根拠はありません。
でも、トラブル発生率が異様に高い、、、それが現実です。
6.不動産会社が「この物件は静かに扱おう」と決める瞬間
そうした心霊が絡む物件では、
■派手な広告を打たない
■無理に勧めない
■条件を正直に説明する
というスタンスになります。
理由は単純で、後から恨まれたくないからです。
心霊を信じる・信じない以前に、住む人の精神状態に影響することを不動産会社は知っています。
まして、オーナーにも説明が付かないので、これまた厄介。
幾度となる謎の入退去を繰り返し、次第に気付いてくれるまでは何も出来ないのが現状です。。。
7.実は一番怖いのは「人の念」
ここまで心霊の話をしましたが、現場で一番怖いのはこれです。
人の感情が強く残っている物件というものがありまして、強い怨念・執着・後悔と言った感情は、
空気・雰囲気・居心地として残ります。
霊が見えなくても、人は本能的に察知します。
8.だから不動産会社は“違和感”を信じる
不動産会社が心霊物件を避ける理由は、怖いから・非科学的だからではありません。
お客様の人生に影響するからです。
■家に帰れない
■心が休まらない
■家がストレスになる
これは、どんなに安くても、どんなに条件が良くても、おすすめできません。
【信じるかどうかは自由、でも無視は危険】
心霊は信じなくて構いません。
ただ、違和感を無理に打ち消す必要もありません。
不動産会社が慎重な態度を取る物件には、必ず理由があります。
「安い」・「条件が良い」それだけで決める前に、なぜか引っかかる・なぜか勧められない、
そのサインを、少しだけ大事にしてみてください。
不動産は、人生の拠点になる場所です。
記:ライフプランナー 武井