
Vol.281 査定額と成約価格がズレる理由
査定額と成約価格がズレる理由
― 「高く売れる」は本当なのか? ―
査定額を信じたのに…
売主様からよく聞く声です。
「査定ではもっと高かった」
「そんな話じゃなかった」
「結局、下げることになった」
なぜ、査定額と実際に売れた価格はズレるのか?
その理由を整理してみましょう。
1.査定額は「売れる価格」ではない
まず、査定額=成約価格ではありません。
査定とは、
■過去の取引事例
■相場
■条件
を元にした、理論上の価格です。
一方、成約価格は、
■今いる買主
■今の市況
■交渉
で決まる、現実の価格です。
つまり、「過去のデータで見るとこうですけど、今後はどうなるか分かりませんが、
まぁ、このくらいの金額なものでしょうかね?」
という感じです。
いつ、幾らで売れるかは誰にも分からないです。
これが、原則です。
そう、いくら、それなりに分厚い査定書を持ってきたとて、
どんなに名がある不動産会社でさえ、
分からないけど、物件を預かれると仕事上メリットがある。
これが真実。
2.高い査定が出る仕組み
特に仲介専門店(仲介しかやらない会社)では、
■媒介契約を取りたい
■他社と比較される
■売主の期待に応えたい
という理由から、高めの査定額が提示されることがあります。
これは営業戦略としては理解できますが、売主にとって必ずしもプラスとは限りません。
3.査定額に期待しすぎると起こること
■売り出し価格が高くなる
■反応がない
■値下げを繰り返す
■結果、相場以下で売却
この流れは、実は非常によくあるパターンです。
【見るべきは「根拠」】
良い査定とは、
■なぜこの価格なのか
■どの条件なら売れるのか
■売れなかった場合の次の手
まで、説明があるものです。
数字だけを見るのではなく、説明の中身を重視してください。
【査定額よりも、成約までの道筋】
不動産売却で大切なのは、
■いくらで売り出すか
■いくらで売れる可能性が高いか
■どうすれば成約に近づくか
この3点です。
査定額に一喜一憂せず、現実的な戦略を立てることが、
結果的に満足のいく売却につながります。
売主は分かっていないだろう…
こうした雰囲気を不動産会社に感じ取られるとやられてしまう、、、
媒介契約を行う前に、複数社話を聞いてみる
大手や中小、地場の不動産会社、それぞれに聞いてみる
売却経験ある方が身近にいらっしゃれば聞いている
早期に売却したいか、いくらくらい残したいかなど、要望によっても戦略が違います。
ぶっちゃけ、私たちも、これまでの経験則に基づいてのご提案です。
将来のゼッタイはありません。
だからこそ、この会社だったら安心となれるよう、中身を知って頂きたいと思っています。