
Vol.301 家探しで夫婦がケンカする理由
家探しで夫婦がケンカする理由
〜不動産屋が見てきた「住宅購入あるある」〜
家を買うというのは、人生の中でもとても大きなイベントです。
ワクワクしますし、夢も広がります。
しかし実は、不動産会社として多くのご夫婦を見ていると、
それは、「家探し中に夫婦ゲンカ」です。
不動産会社の営業担当としては、
「いや、それは無理でしょ」
「だから言ったじゃない!」
という会話が私たちの目の前で飛び交うことも珍しくありません。
もちろん本気のケンカになるわけではないのですが、
住宅購入はそれほど 価値観がぶつかりやすいイベント なのです。
今回は不動産会社の視点から、
■なせ家探しで夫婦はケンカするのか?
■よくある意見の対立
■家探しをスムーズに進めるコツ
について、お話ししていきます。
これからお探しの方は、回避するための術としてお読みください~。
1.理想の家が違う
家探しで一番多い対立がこれです。
夫:駅近マンションがいい
妻:庭付きの一戸建てがいい
これは非常によくあります。
なぜこうなるのかというと、生活の視点が違うからです。
夫:通勤・資産性・駅距離
妻:家事動線・子育て・生活環境
など、重視するポイントが違うことが多いのです。
どちらが正しいというわけではありません。
単純に 優先順位が違う のです。
2.予算の考え方が違う
これもかなり多いポイントです。
住宅購入では当然「予算」が重要になります。
しかし、夫婦で「出してもいい金額・払える金額」が違うことがあります。
住宅ローンは20年〜35年という長い期間です。
そのため将来の生活や子どもの教育費、老後資金などを考えると、慎重になる方も多いです。
不動産会社としては、この部分はしっかり話し合うことをおすすめしています。
3.立地の好みが違う
立地でも意見が分かれます。
夫:駅近がいい
妻:静かな住宅街がいい
または、
夫:職場に近い場所
妻:実家に近い場所
などです。
特に共働き家庭では、通勤バランスが大きなテーマになります。
どちらか一方だけ便利になる場所ではなく、お互いに無理のない立地を探す必要があります。
4.新築か中古か
これもよくあるテーマです。
夫:中古でいいから広い家
妻:新築がいい
または、
夫:新築マンション
妻:戸建て
などです。
最近は中古住宅+リフォームという選択肢も増えています。
しかし住宅のイメージは人それぞれなので、ここでも意見が分かれることがあります。
5.収納問題
実はこれ、結構多いんです。
生活する上で収納量は非常に重要です。
特に、
■子どもの荷物
■季節家電
■衣類
などはどんどん増えていきます。
そのため、奥様の方が収納に厳しいチェックをすることが多い印象です。
6.なぜケンカになるのか?
ここまで見ると分かるように、
家探しでケンカになる理由はどちらも間違っていないことがほとんどです。
むしろ、
■家族を大切に思っている
■失敗したくない
という気持ちが強いからこそ、意見がぶつかるのです。
不動産会社として見ていると、真剣に考えているご夫婦ほど意見が活発に出る傾向があります。
こういうとき、不動産会社の役割は中立の立場で整理することです。
予算・優先順位・将来計画などを整理しながら、現実的な選択肢を提案します。
時には、「この条件は少し難しいかもしれません」と正直にお伝えすることもあります。
しかしそれは、長く安心して住める家を見つけるためです。
7.家探しを成功させるコツ
夫婦で家探しをする場合、大切なポイントがあります。
それは、優先順位を決めることです。
絶対条件・予算・エリアをはじめとして、
希望条件・駅距離・広さに理想条件、デザイン・設備などと整理すると、
意外とスムーズに決まることもあります。
すべての条件を満たす物件は、なかなか存在しないからです。
8.家探しは夫婦の共同プロジェクト
住宅購入は夫婦の共同プロジェクトとも言えます。
お互いの考えを尊重しながら、最終的に「この家にして良かったね」と思えることが一番大切です。
実際、不動産会社として多くのお客様を見てきましたが、
最終的に決まった家はご夫婦が納得している家が多いです。
私たちは、そうしたお客様にも慣れているので、
ご夫婦それぞれの考えを大切にしながら、「納得できる住まい探し」をお手伝いさせていただきます。
家は人生の大切な場所です。
そしてその家探しも、きっと思い出の一つになります。
ぜひ楽しみながら、理想の住まいを見つけてください。
記:ライフプランナー 武井