Vol.33 マンションや戸建ての人気設備は何?
この記事では、住宅購入やリフォームを考えている方々へ、最新の人気設備や不要とされる設備、さらに流行しているカラーや間取りについて詳しく解説します。これらの情報を活用して、あなたの理想の住まいを実現するための参考にしてください。
記:ライフプランナー 武井
人気設備の現状
最新のテクノロジーを取り入れた設備
近年、住宅設備には最新のテクノロジーが続々と導入されており、その利便性から多くの人々に支持されています。特にスマートホーム化が進んでおり、音声操作で家中の照明やエアコンをコントロールできるシステムは人気の一つです。これにより、忙しい日常の中でも簡単に快適な環境を保つことができます。また、セキュリティ強化のためのスマートロックや、外出先からでも確認できる監視カメラも高い需要を誇っています。これらの設備は、生活の質を向上させるだけでなく、安心感を与えてくれる存在です。
快適性を追求した生活必需品
次に注目すべきは、日々の生活をより豊かにするための快適性を追求した設備です。例えば、浴室のミストサウナやキッチンの食洗機は家事の負担を軽減し、時間効率を提供します。また、床暖房や断熱性の高い窓は冬場でも暖かい住環境を実現し、多くの家庭で支持されています。これらの設備がもたらす利便性は、住宅選びの重要な要素となっています。
設備名 | 特徴 | 人気の理由 |
---|---|---|
スマートホームシステム | 音声操作が可能 | 利便性と快適さを提供 |
ミストサウナ | リラクゼーション効果 | 日々の疲れを癒やす |
床暖房 | 足元を暖かく保つ | 冬場の快適性を向上 |
不要との声が高い設備
リフォームや注文建築をされる方には「不要」との声が高い設備も存在します。これらの設備は住んで分かることを主としたリアルな内容となっております。
・バルコニー
近年、洗濯物を外に干さないという方も増えてきている様です。日常の清掃や台風時のドレン詰まりなどの手間が増えるという声が高くあります。
・吹き抜け
見た目や開放感はあるものの、造りによっては空調が効かない、照明器具を自分で取り付け・交換できない等が原因です。
・ロフト
天井高1.4mまでと建築基準法の規定があり、大人は膝立ちが限界です。物を取り出しするにも苦労する様です。
・屋根裏収納
ロフトと同様に荷物の出し入れが大変との声が大きく、特に夏場は締め切りになるため荷物によっては現実的に入れられないという方がいらっしゃいます。
コストパフォーマンスの低い設備
これは、高価な割に使用頻度が低い設備についてです。例えば、家庭用サウナはリラックス効果がある一方、設置費用が高額で日常的に使用する家庭は少ないのが現状です。同様に豪華なホームシアターシステムも映画鑑賞が趣味でない限り、コストパフォーマンスが低いとされています。
メンテナンスが大変な設備
次に、メンテナンスが大変な設備についてです。例えば、植栽の多い庭園は見た目が美しいですが手入れが必要で、忙しい人には負担が大きいと感じられることがあります。また、高級な木製のフローリングは傷がつきやすく、定期的なワックスがけが必要です。これらの設備はメンテナンスの手間が多く、生活の質を向上させるというよりは逆にストレスとなることもあります。
住宅購入やリフォームの際には、設備の魅力だけでなく維持や管理のしやすさも考慮することが重要です。これにより、長期的に快適な住環境を維持しやすくなるでしょう。
ゼッタイ取り入れたい設備とは?
逆に、これは取り入れたい!という設備もあります。これからの時代には必要と感じている方が多いのでしょう。では、人気のある設備とはどのようなものなのでしょうか?
・パントリー
キッチンを活用することが多い主婦から圧倒的な支持を得ています。
・S.I.C(シューズインクローゼット)
玄関回りの収納として靴をたくさん収納できるだけではなく、スペースの広さからキャリーケースや大型荷物の収納にも活用できることから人気があります。
・宅配ボックス
インターネットによる買い物が主流になった昨今、不在時でも安心できる設備として取り入れている戸建が目立ってきました。
・カウンターデスク
机を買わなくても良く、ちょっとした作業やお子様の勉強机になど空間を上手に利用できる設備として取り入れ件数が上昇中の様です。
人気のカラーはどんな感じ?
住まいの雰囲気を大きく左右するのがインテリアや外観のカラー選びです。最近のトレンドを押さえて、理想の住空間を演出しましょう。まずはインテリアにおけるトレンドカラーについて見ていきます。
インテリアにおけるトレンドカラー
インテリアのカラー選びは、居住空間の雰囲気を決定づける大切な要素です。現在のトレンドカラーには自然を感じさせるアースカラーが人気を集めています。例えば、落ち着きのあるオリーブグリーンや温かみのあるテラコッタなどが挙げられます。これらの色はリラックス効果をもたらし、心地よい空間を作り出します。また、クラシックなホワイトやグレーも根強い人気があります。これらの色はどんなインテリアスタイルともマッチしやすく、清潔感を演出します。
カラー | 特徴 | 効果 |
---|---|---|
オリーブグリーン | 自然を感じさせる色 | リラックス効果をもたらす |
テラコッタ | 温かみのある色 | 居心地の良い空間を演出 |
ホワイト | クラシックな色合い | 清潔感と広さを感じさせる |
外観における人気の色合い
外観のカラーは家の第一印象を決める重要な要素です。近年では、シンプルでモダンな色合いが好まれています。特にダークグレーやネイビーは高級感を演出し、スタイリッシュな印象を与えます。さらに、周囲の環境と調和するベージュやアイボリーも人気です。これらの色は自然光を受けた際にやわらかく見えるのが特徴で、温もりを感じさせる外観を作り出します。また、アクセントとしてドアや窓枠に異なる色を取り入れることもトレンドの一つです。例えば、木目調のドアや黒い窓枠を組み合わせることで、外観に深みを加えることができます。
トレンドの間取りとは
住まい選びやリフォームを考える際に、間取りは非常に重要な要素です。最近のトレンドを把握することで、より快適で機能的な住まいを実現することができます。
家族構成に応じた間取りの工夫
現代の家族構成は多様化しており、それに応じた間取りの工夫が求められています。例えば、共働きの家庭では在宅勤務に対応したワークスペースを設けることが一般的になっています。また、子育て世代にはキッチンから子供の様子が見えるオープンプランが人気です。高齢の家族と暮らす場合はバリアフリー設計が重要視されています。このように家族のライフスタイルに合わせた間取りの工夫が、住まいの快適さを大きく左右します。
収納スペースの有効活用
限られたスペースを有効に活用するために、収納の工夫は欠かせません。最近のトレンドでは、フレキシブルな収納が注目されています。例えば、ウォークインクローゼットやパントリーなどの大容量収納スペースはもちろんのこと、デッドスペースを活用した収納も増えています。階段下の空間や壁を利用した収納棚など、住まいのどこにでも収納を設けることで、部屋をすっきりと保つことができます。
間取りのポイント | 特徴 | メリット |
---|---|---|
オープンプラン | キッチンとリビングが一体化 | コミュニケーションが取りやすい |
フレキシブルな収納 | デッドスペースを活用 | 部屋を広く使える |
バリアフリー設計 | 段差をなくす | 高齢者も安心して暮らせる |
これらのトレンドを参考にしながら、自分たちのライフスタイルに合った間取りを選ぶことが大切です。家族全員が快適に過ごせる空間を作るために、間取りの工夫をしっかりと考えていきましょう。
まとめ
今回は、住宅購入やリフォームを考える際に押さえておきたい人気の設備やカラー、間取りについて解説しました。これらの情報を活用することで、より満足度の高い住まいを手に入れるための一助となるでしょう。考え方や理想などの個人差があるものでもありますが、リフォームを検討される際や注文建築を考えている方は一度冷静になり、要・不要の選定をされてみることをおススメ致します。住んでからでないと分からない部分は、InstagramやTikTokなどのSNSで発信している方も多いため、そちらも参考になると思います。