Vol.13 リフォーム物件を買った方が良い？掛かる費用にローン、手間の違いを解説

リフォーム物件を購入するメリットとデメリット

リフォーム済み物件を購入する際のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。まず、リフォーム済み物件の最大のメリットは、購入後すぐに住むことができる点です。時間をかけてリフォームを行う必要がないため、引っ越しもスムーズです。また、プロの業者が手掛けたリフォームであるため、引き渡し後の一定期間、保証されていることが多いです。

一方で、リフォーム済み物件にはデメリットもあります。それは、自分の好みに完全に合わせることが難しいという点です。リフォームされた部分は既に完成しているため、変更を加えるには追加の費用と手間が必要になります。

以下はリフォーム済み物件のメリットとデメリットを整理した表です。

リフォーム済み物件を購入することは、一見高額に思えるかもしれませんが、すぐに快適な生活を始められるという大きな利点があります。現在のリフォーム物件は、市場相場で販売されているケースが多いため、昔の様にリフォーム分高いとは言えない時代でもあります。下部に記載される費用等の違いにおいてもチェックしていただき、次に、自分でリフォームする場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

不動産購入後にリフォームする場合のメリット・デメリット

中古住宅や中古マンションを購入後にリフォームを行うことを検討している方も多いでしょう。これには、さまざまなメリットとデメリットが存在します。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

まず、最大の利点は自分のライフスタイルや好みに合わせた空間を作り上げることができる点です。壁の色や床材、キッチンやバスルームの設備など、すべてを自分の好みに合わせて選べる自由があります。さらに、DIYスキルを持っている場合には、工事費用を大幅に抑えることが可能です。

一方で、デメリットも考慮しなければなりません。時間と労力が大きくかかるため、特に忙しい方やリフォームに関する知識が少ない方にとっては大変なプロジェクトとなります。また、選んだリフォーム業者の当たり外れもあるので、依頼前に綿密な打ち合わせが必要となったり、物件によっては、思った様なリフォームが構造上出来ない可能性もあります。

以下は、DIYと業者依頼時の違いをまとめたものになります。

このように、不動産購入後にリフォームを行うことには多くの考慮すべき点があります。打ち合わせ等に使える時間、予算をしっかりと見極めた上で、最適な選択をすることが重要です。リフォームは、自分の理想の住まいを実現するための大切なステップですが、それには現実的な視点も必要です。自らリフォームすることのメリットとデメリットをしっかりと理解し、理想の住まいを実現しましょう。

リフォーム済み物件に向いている方

リフォーム済み物件を購入することには、多くの利点があります。まず、リフォームの手間を省けることが大きな魅力です。自分でリフォームを行う場合、設計から施工、そして完成までには多くの時間と労力が必要です。しかし、リフォーム済み物件であれば、すぐに新しい生活を始めることができます。

また、リフォーム済み物件は、購入前にその状態を確認でき、完成された空間を実際に体験できるというメリットがあります。これは、購入後に「思っていたのと違う」というリスクを減らすことにつながります。さらに、リフォーム済みの物件は、プロのデザイナーや施工業者によって作られたものであるため、品質が保証されていることが多いです。

以下の表に、リフォーム済み物件を選ぶ際の主な理由をまとめました。

このように、リフォーム済み物件の購入は、多くの時間と手間を節約し、安心して新生活を始めることができる選択肢です。もちろん、全ての物件が完璧とは限りませんが、プロの手による安心感と、すぐに暮らし始められる利便性は大きな魅力です。リフォームを考えている方は、リフォーム済み物件の購入もぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。

用意する費用、手間の違い

リフォーム済み物件を購入するか、自分でリフォームを行うかを検討する際には、税金や諸費用、そして手間の違いを理解することが重要です。それぞれの選択肢には、異なる特徴と利点がありますので、慎重に比較することをお勧めします。

まず、住宅ローンで不動産を購入する場合、リフォーム済み物件の場合は住宅ローンとして組めますが、引き渡し度のリフォームは【別にローン】を組むか現金を用意する必要があります。リフォームローンの金利や借入期間は住宅ローン以上よりも不利な内容となります。また、リフォーム費用を借入出来ないというケースもあります。

そして、物件にもよりますが、リフォーム物件を販売している売主は課税業者となるため、住宅ローン控除を受けられたり、控除の内容として有利に働くこともあります。他にも親族間かの購入時資金援助における非課税など、メリットもあることは確かです。

どこまでの内容をリフォームするのか、広さ・使用する設備などによって費用に差は出ますが、数百万円単位での見積もりとなりますので、それなりの金額になる事を事前に把握する必要があります。

不動産引き渡し後に住宅ローンの支払いは発生します。リフォームが完了するまでは事実上住めない事となりますので、現在の住まいとの調整が必要にもなります。よくある質問として「契約後に、すぐリフォーム工事を入れられないか？」と聞かれますが、物件の引き渡しが完了してからでないと工事はできません。

リフォーム業者の選定や、施工内容、見積もり、完成後のアフターサービスなど確認する内容は多岐に渡ります。

言わば、それらの手間やコスト等を無くしている不動産が、リフォーム済み物件となります。