
Vol.155 都内より神奈川で家を買う人、続出!な背景
都内より神奈川で家を買う人、続出!な背景
――逆に、売却したい方にもチャンス?
最初に、都内の物件、こんなに高くて買う人いる!?
神奈川なら、同じ値段で2~3倍の広さよ???
が、率直な感想。
一昔前は、都内に住むことの意義
みたいなものを感じていた一人でもありましたが、
最近は、うーん。
ライフスタイルには合わないな。。。
って思います。
実際に今、神奈川県で家を購入する人が急増しているのです。
横浜や川崎といった大都市はもちろん、湘南エリアや相模原・厚木方面でも人気が高まり、
物件の動きが活発になっています。
一方で、売却を考えている方にとっても「これはチャンス!」と思える市場が広がりつつあります。
なぜ都内より神奈川が選ばれているのか、その背景と今後の展望、そして売却希望者に訪れるチャンスについて、
分かりやすく解説していきます。
1.なぜ都内より神奈川で家を買う人が増えているのか?
① 価格差という現実
まず、単純明快な理由が「価格」です。
都内の住宅価格は、この数年で大きく上昇しました。
特に23区内では「駅から徒歩15分以内の新築戸建てが8,000万円以上」というのも珍しくなく、
マンションに至っては1億円を超える物件もごろごろあります。
一方で神奈川はどうか。。。
横浜市や川崎市の一部では都内に近い価格帯のエリアもありますが、少し郊外に足を伸ばすだけで、
都内の半額程度で土地付き一戸建てを購入できるケースも珍しくありません。
「同じ金額で、狭い都内のマンションより広い神奈川の戸建て」
この選択肢は、多くの購入希望者にとって非常に魅力的に映っています。
② リモートワークの定着
コロナ禍をきっかけに定着したのがリモートワークです。
以前は「職場に通いやすい都内」が絶対条件でしたが、今や週に数回しか出社しない人も増えています。
その結果、多少通勤時間が長くなっても、住環境を優先したいという声が高まっているのです。
神奈川には、海や山といった自然が近いエリアが多く、子育て世代やアウトドア好きにとっては理想的な環境。
「家は仕事のためだけの拠点ではなく、暮らしを楽しむ場所」という考え方の広まりも後押ししています。
③ 子育て・教育環境の良さ
神奈川は、学校や子育て支援に力を入れている自治体が多く、ファミリー層から支持を集めています。
例えば横浜市は待機児童対策に積極的で、藤沢市や茅ヶ崎市は子育て支援施設が充実。
自然豊かな環境で子どもを育てたいと考える親にとって、神奈川は「伸び伸びと成長できる場所」として評価されています。
「東京の狭いマンションで子育てをするより、少し広い戸建てで庭遊びをさせたい」
そんなニーズが増えているのです。
④ 都心へのアクセスは十分確保
「神奈川って、都心から遠いんじゃない?」と思う方もいるでしょう。
ところが実際は、
川崎や横浜からは電車で30分程度
新幹線を利用すれば小田原や平塚からでも新宿・東京駅まで1時間以内。
湘南新宿ラインや東海道線、小田急線、田園都市線など交通網が発達しており、
「通勤できない距離」ではありません。
つまり神奈川は、価格・環境・利便性のバランスが取れたエリアとして、今まさに脚光を浴びているのです。
2.人気の具体的エリア
横浜市:タワーマンション需要が根強く、再開発でさらに注目度アップ。
マンションも多く、戸建も多い、バランス取れたエリア。
川崎市:東京に近く、二子玉川や武蔵小杉などは都内と遜色ない人気。
地域によって住居特性が異なり、都内のどこに出やすいかも違う。
湘南エリア(藤沢・茅ヶ崎・鎌倉):リモートワークと「海のある生活」需要で急上昇。
イメージだけでも理想と言えるエリア。その分、何気に価格は高め。
相模原市・厚木市:比較的価格が抑えられ、広い土地が確保できる。
いわゆる、理想の家を見つけやすい現実的なエリア。
小田原市:新幹線利用で都心アクセスも現実的に。自然と利便性の両立。
熱海や箱根の温泉地にも近く、のんびりした雰囲気好きに人気。
決して価格も安くはない。
3.売却を考える方にとっても「チャンス」な理由
ここまで読むと、「買う人にとって神奈川は魅力的なんだな」ということが分かります。
しかし実は、売却を考えている方にとっても大きなチャンスが訪れているのです。
① 需要が高まっている今こそ、好条件で売れる可能性
購入希望者が増えるということは、競争が起こるということ。
人気エリアや利便性の高い物件は、早期に売却できる可能性があります。
特に横浜・川崎エリアはすでに都内に近い価格帯に迫っており、今後も値下がりしにくいと予想されています。
② 神奈川の再評価=中古物件の価値上昇
「中古でもいいから神奈川で広い家を」というニーズが増えています。
新築の供給が限られている今、中古物件の価値が見直され、
以前なら売れにくかったエリアや築年数の物件にも買い手がつきやすくなってきました。
リフォーム・リノベーションを前提に購入する若い世代も増えており、中古住宅市場が活発化しています。
③ 売却資金を元に「住み替え」がしやすい
神奈川の物件を売却し、より郊外の広い家や便利なマンションに住み替えるケースも増えています。
需要が高まっている今だからこそ、「高く売って、お得に買い替える」という戦略が実現しやすいのです。
4.今後の展望
不動産市場は常に変動しますが、少なくとも今後数年は、
「都内高騰→神奈川人気」という流れが続くと考えられます。
再開発が進む横浜・川崎、リゾートと定住の境目がなくなりつつある湘南
交通インフラの整備が進む県央・西湘。
神奈川のポテンシャルは、まだまだ広がっています。
都内より神奈川を選ぶ人が増えている理由
→価格差、リモートワーク、子育て環境、交通アクセスの良さ。
具体的な人気エリア
→横浜、川崎、湘南、相模原・厚木、小田原など。
売却したい方にとってのチャンス
→需要増で高値売却の可能性、中古市場の活性化、住み替えしやすいタイミング。
「都内より神奈川で家を買う人が続出」という現象は、単なる一時的なブームではなく、
ライフスタイルや価値観の変化が生み出した必然的な流れです。
購入を考える方にとっても、売却を検討する方にとっても、
今は神奈川不動産市場に大きなチャンスが訪れています。
「買うか、売るか、まだ迷っている」という方は、まず一度専門家に相談してみるのも良いでしょう。
タイミングを逃さないことが、後悔しない不動産取引の第一歩です。
個人的には、
家族の部屋以外に自分だけの部屋が持てたり、
駐車場2台+自転車が停められたり、
BBQ出来る庭があったり、
夕陽を見ながらちょっと一杯なスカイバルコニーがあったり、
吹き抜けリビングでまったり読書や映画鑑賞したり、、、
しかも、吹き抜けリビング、部屋にも広さあって、
陽当たりや風抜けもよく、
隣の建物との距離もあって、
人がセカセカしていない、、、
1億円近いお金出して便利な都内よりも、
半値でスローライフの方が良いと思うんだよなぁ~
休日に都内ナンバーのレンタカーが多いのも、現実逃避なのでは???
逃避先での生活、都内に住むという肩書を外すと、ホント楽ですよ。
そんな生活なら、仕事にも力が出るってもん。
記:宅地建物取引士 原田