
Vol.334 外国籍の方や熊との共存は出来るのか?
これからの時代の多様化と住まいのあり方
不動産業に携わっていると、「住まい」というテーマが、
近年、特に変化を感じるのが、“多様化”のスピードです。
■外国籍の方の増加
■ライフスタイルの多様化
■そして地方では「熊との共存」という新たな課題
一見バラバラに見えるこれらのテーマですが、
実はすべて「どこで、どう暮らすか?」=不動産と深く関わる問題です。
今回は、「外国籍の方の住まい」と「自然との共存(特に熊)」
1.外国籍の方の増加と住まいの変化
まず、都市部を中心に顕著なのが、外国籍の方の居住ニーズの増加です。
①実際の現場での変化
■賃貸物件の入居者に占める割合が増加
■購入検討をする外国籍の方も増えている
■投資目的での不動産取得も活発
「日本人だけの市場」ではなくなっているのが現実です。
では、なぜそこに課題が生まれるのでしょうか?
【言語の壁】
契約内容が理解しづらいく、トラブル時の意思疎通が難しい。
【文化の違い】
ゴミ出しルールや生活音の感覚、共用部分の使い方が日本人と違う。
悪意ではなく“文化違い”が原因であることが多いです。
②不動産会社の役割の変化
これまでの不動産会社は、「物件を紹介する」ことが中心でした。
しかしこれからは、「異なる文化をつなぐ役割」が求められています。
具体的には、多言語対応、ルールの事前説明、トラブルの未然防止など多岐に渡ります。
つまり、“仲介”から“調整”へ役割が広がっています。
2.一方で増えている「自然との共存」の課題
ここから少し視点を変えます。
地方や郊外では、熊の出没が現実的な問題になっています。
山林の管理不足や人口減少による空き地増加、気候変動など、人と自然の境界が曖昧になっているのです。
①熊と共存するという現実
実際に起きていることとしては、住宅地への出没やゴミ荒らし、農作物被害が目立ちます。
もう、「山の中の話」ではなくなっているのが現状です。
これらの話は遠い世界の事ではなく、身近な問題。
買う、借りるにしても、 “安全性”のバランスが重要になります。
3.「違い」をどう受け入れるか?
ここで一度整理します。
外国籍の方→文化の違い
熊→生態系の違い
一見まったく異なる問題ですが、「自分と異なる存在とどう共存するか?」という点で共通しています。
では、今後どのような考え方が必要なのでしょうか?
①お互いに 理解すること
知らないことが不安の原因になります。
② ルールを整えること
明確なルールがトラブルを防ぎます。確実に理解するに達するまでに、整え、認識する事が大切です。
③ 許容すること
完全に排除することは難しい。でも、この気持ちはほんの少しだけでも必要だと思います。
“共に存在する”前提で考える必要があります。