
Vol.96 不動産会社の未公開物件、仕入れ予定物件情報を得る方法
不動産会社の未公開物件、仕入れ予定物件情報を得る方法
~えっ…そんな物件、ネットに出てないけど!?~
不動産購入を検討していると、こんな経験はありませんか?
「未公開物件って、ほんとに存在するの?」
「なんでネットに載ってない物件があるの?」
そうなんです。
巷でよく聞く「未公開物件」や「仕入れ予定物件情報」―― 実は、本当に“ある”んです。
当社の様な、仕入れも仲介もする会社なら、非公開物件は当たり前。
誰にでも紹介されるわけじゃない。
この記事では、ちょっと秘密めいた「未公開物件」や「これから売りに出るかもしれない物件」の情報を得る方法、
そしてその裏にある“買主側の姿勢”について、お伝えしていきます。
そもそも「未公開物件」ってどういうもの?
「未公開=裏物件=怪しい」…そんな風に思ってませんか?
実際には、不動産業界では下記のような事情で公開されていないケースがあります。
・売主の事情で広告を出したくない(近隣に知られたくない)
・他の業者に情報を流されたくない(囲い込み)
・まだ準備中だけど水面下で買手を探している
・現在リフォーム中で、まだ写真や図面がそろっていない
つまり、“広告に出す前の物件”や“出せない事情のある物件”が世の中には意外と多いというわけです。
それらが結果として、不動産業者間の情報システム「レインズ」に上がらない理由となります。
「いい情報が入ったら連絡しますね」…を本当に信じていいの?
不動産会社の営業マンにこう言われたこと、ありませんか?
「なにかいい物件が出たらご連絡しますね〜」
…でも、その連絡がいつまで経っても来ない。
その理由、実はこういうことです。
✅【営業マンの頭の中】
「このお客様、本当に買う気あるのかな…?」
「ローン通るのか心配…」
「他にももっと真剣な人がいるし、まずはそっちに紹介しよう」
つまり、「本気で買いたいお客様」には情報が回ってくるけど、そうでない場合は後回しにされがち。
これが、業界の“リアル”です。
未公開物件を紹介してもらうために!買主ができる5つのアクション
① 予算・条件を明確に伝える
「とにかくいい家があったら…」という曖昧なスタンスでは、営業マンも動きにくい!
→「●万円以内で、××駅から徒歩10分以内、3LDKが希望」 など、具体的な条件を提示しましょう。
② 資金計画を見える化(ローン相談済みならなお良し)
「住宅ローン、たぶん通ると思います」では、紹介する側も不安。
→事前に金融機関で事前審査を受けておくと、“買える人”として信頼度が爆上がり!
③ 不動産会社と“定期的に”連絡を取る
1回相談して終わりでは、印象に残りません。
→「○○のエリアで動きあったら教えてください!」と、数週間ごとに軽く連絡するのが◎。
④ 一社に絞る勇気も時に必要
「いろんな不動産会社に声かけてます!」という方、要注意。
→営業側からすると「他社で決まっちゃいそうな人には、未公開情報は出しにくい」もの。
→信頼できそうな営業マンがいれば、その会社一本に絞ってアピールするのも戦略です。
⑤ “本気度”が伝わる態度・姿勢を
メール返信は早めに
相談時はメモを取る
質問も積極的にする
→「この人は本当に買う気がある」と思ってもらえれば、“水面下の情報”が出てくる可能性が高まります!
「未公開」のなかでも、実は“仕入れ予定”がアツい!?
営業マンがたまに口にする
「実は来月、○○に出そうな物件があって…」
これがまさに、仕入れ予定物件のこと!
まだ売主と最終調整中だったり、これから媒介契約を結ぶ予定の物件だったりします。
→この段階で情報をもらえると、競争が始まる前に内見・仮押さえができることも!
これは完全に、営業マンと「信頼関係」が築けている人の特権です。
情報は“来る”のではなく“取りに行く”もの
未公開物件は実在する
でも、それを紹介されるのは“選ばれし買主”のみ
「条件が整っている買主」には、驚くほどスムーズに情報が回ってくる!
「いい物件は出たらすぐ決まる」とよく言います。
でも実は、「いい買主がいればこそ、先に紹介してもらえる」のが本当のところ。
不動産はタイミングとご縁。
でもそのご縁を引き寄せるには、“本気の姿勢”がいちばんの武器です。
営業マンも人間です。
「あの人なら安心して紹介できるな」と思われるよう、あなたの“買主力”を磨いてみましょう!
記:ライフプランナー 武井