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Vol.212 シロアリ点検は必要?タイミングと費用

不動産のアレコレ

シロアリ点検は必要?タイミングと費用

― 家を守るために知っておきたいポイント ―



家を長持ちさせるためには、外観や設備のメンテナンスだけでなく、シロアリ対策も非常に重要です。


「築年数が経った家だけ心配?」


「点検や駆除の費用はどれくらいかかる?」



今回は、


■シロアリ被害のリスク

点検のタイミングと頻度

費用の目安や補助制度

売買時の注意点


をわかりやすく解説します。

※シロアリ点検は、基本、木造建築物における内容となります。




1. シロアリ被害のリスクとは?


シロアリは木造住宅の木材部分を食べる害虫です。


放置すると、建物の強度が低下し、最悪の場合は建て替えが必要になるほどの被害になることもあります。


▼ シロアリの特徴

木材を主食とする

湿気の多い場所を好む

発見が遅れると、床や柱の内部まで被害が広がる


特に古い木造住宅や湿気の多い住宅では注意が必要です。



▼ 被害が見えにくい理由

シロアリは壁の内部や床下など目に見えない場所に生息します。
そのため、早期発見のためには専門の点検が欠かせません。




2. シロアリ点検はなぜ必要か


▼ 2-1. 建物の安全性を守る

床や柱の内部を食べられると、耐震性や建物の強度が低下

特に中古住宅購入時は、前所有者の防蟻処理履歴が分からない場合が多く、点検が重要


▼ 2-2. 売却や購入時の安心材料

売却時にシロアリ被害の有無を明確にできる

購入者に安心感を与え、契約や価格交渉でも有利に働く


▼ 2-3. 長期的なメンテナンスコストを抑える

初期段階で点検・処置を行えば、被害拡大を防ぎ、修理費用を大幅に節約できる

放置して大規模な修繕が必要になると、数十万円~数百万円の費用になる場合も




3. シロアリ点検のタイミングと頻度


▼ 新築住宅の場合

引渡し後1~3年目に点検するのがおすすめ

初期防蟻処理の効果が切れるタイミングや、床下の湿気による影響をチェック


▼ 中古住宅・築年数が経った住宅の場合

できれば購入前に必ず点検

築10年を超える住宅は、2年に1回の定期点検が理想


▼ その他のタイミング

雨漏りや湿気が多い時期

床や柱に異変(沈みや軋み)がある場合

昆虫や羽アリを発見した場合


羽アリが飛んでいるのを見たら、即点検が必要です。


これはシロアリの巣が繁殖しているサインです。




4. シロアリ点検の方法


▼ 4-1. 視覚点検

床下、天井裏、柱や壁を専門家が目視

羽アリや蟻道(シロアリが作る土の道)を確認


▼ 4-2. 道具を使った点検

赤外線カメラや湿度センサーで、目に見えない被害も確認

床下点検口からの侵入経路をチェック


▼ 4-3. 診断結果の報告

被害の有無

被害範囲

必要な処置(駆除・予防)の提案


点検はプロに依頼することが安心安全です。


自己判断で床下に潜るのは危険ですし、被害を見逃す可能性があります。




5. シロアリ駆除・防蟻処理の費用の目安


▼ 点検費用

床下・建物全体:1~2万円程度

築年数や建物の広さによって多少変動


▼ 駆除費用

被害範囲が小さい場合:3~5万円程度

広範囲の場合:10~20万円程度

住宅全体の予防処置(5年保証など):15~30万円程度


▼ 費用を抑えるポイント

複数業者から見積もりを取る

駆除と予防をセットで依頼すると、長期的に安心

補助金や火災保険の一部で対応できる場合もある


注意:費用が安すぎる業者は、薬剤や施工品質に不安がある場合もあります。


信頼できる業者選びが重要です。




6. 売買時のシロアリ点検のポイント


▼ 売主の場合

売却前に点検・駆除しておくと、買主に安心感を提供

売却価格にも好影響が出やすい

点検報告書を提示することで、契約トラブル防止にもなる


▼ 買主の場合

中古住宅購入時は必ず点検を依頼

被害があれば、価格交渉や駆除費用を考慮して契約可能

点検報告書があると、将来のメンテナンス計画も立てやすい




7. シロアリ対策の長期的な考え方


▼ 7-1. 定期点検が基本

1~2年に1回の点検で、被害の早期発見が可能

長期的に見ると、修理費用の節約につながる


▼ 7-2. 予防処置で安心

薬剤処理や防蟻材の塗布

床下換気や湿気対策も重要

木材の乾燥状態を保つことで、シロアリの発生を抑制


▼ 7-3. 定期メンテナンスとリフォームのセット

床下や基礎部分のメンテナンスは、リフォームと合わせて実施すると効率的

水回りリフォームや床の張替えと同時に防蟻処理を行うと、費用も時間も節約可能




8. シロアリ点検は家を守る必須メンテナンス


シロアリは目に見えない場所で家を食害する害虫

定期点検・早期発見が建物寿命を延ばす

費用は1回、数万円~数十万円、駆除と予防を組み合わせると安心

売買時の点検・報告書提示で、安心・安全な取引が可能


古い家・木造住宅を守るためには、点検と予防が最も効果的な投資です。



記:宅地建物取引士  原田


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