
Vol.279 ブラックリストは存在する?
ブラックリストは存在する?
― 不動産にまつわる本当の話 ―
よく、聞かれる質問があります。
「ブラックリストってあるんですか?」
結論から言うと、
分かりやすく名前の付いた“ブラックリスト”
ただし、ブラックと判断される仕組みは、確実に存在します。
今回は、不動産業界に長くいるからこそ分かる、表では語られにくい「現実」をお話しします。
1.金銭面は“個人信用情報”にすべて残る
まず、金銭に関する情報については明確です。
■クレジットカード
■ローン
■家賃保証会社
これらはすべて、個人信用情報として管理されています。
有名なところで言えば、
■CIC
■JICC
■全国銀行個人信用情報センター
などがあり、不動産契約時にも保証会社を通じてチェックされます。
この個人信用情報は、個人での閲覧が可能です。
興味ある方は、申請してみてはいかがでしょうか?
2.たった「1ヶ月」・「1円」でも記載される現実
ここで多くの方が誤解しています。
「少額なら大丈夫でしょ」
「1回くらい遅れても問題ないよね?」
残念ながら、たとえ、1ヶ月の遅れでも、1円の滞納でも事実として発生すれば記載されます。
金額の大小ではなく、「約束通り支払われたかどうか」が基準です。
3.実際にNGになるケースは多い
信用情報に傷があると、
■賃貸審査
■家賃保証会社の審査
■住宅ローン
これらでNG判断 されることは、珍しくありません。
特に最近は、審査が機械的で点数評価がシビアになっているため、
「理由が分からないけど落ちた」というケースも増えています。
4.「不動産会社独自のブラックリスト」はあるのか?
ここが一番気になる部分だと思います。
結論としては、業界全体で共有される公式なブラックリストは存在しません。
しかし、会社単位・担当者単位での記憶と記録は確実に存在します。
■過去にトラブルがあった
■約束を守らなかった
■対応が極端に悪かった
こうした情報は、社内で「注意案件」として残ることがあります。
5.行動・言動に関する情報も、意外と残る
ここから先は、あまり表では語られない話です。
■横柄な態度
■嘘をつく
■話が二転三転する
■契約直前での無断キャンセル
こうした行動や言動について、完全に何も残らない、ということはありません。
もちろん、違法な情報共有が行われているわけではありません。
ただ、管理会社・仲介会社・保証会社
これらが関わる中で、「この方は少し注意が必要」という認識が持たれることは、
【言えないこともあるが本音】
正直に言うと、ここから先は、すべてを説明できません。
理由は簡単で、実務上の話・守秘義務・グレーゾーンが含まれるからです。
ただ一つ言えるのは、「思っている以上に、見られている」ということ。
不動産会社の担当者だったり、いちアルバイトだったりが違和感を感じただけでNGになる事も。
直感も以外とバカに出来ないのです。
見た目で判断するのか?
それ、仕事をしている立場からすると仕方ないんです。
不動産は堅い仕事なので、堅い方に貸したい・堅い方に売りたいとなるのです。
だって、無理難題なクレームが来たら、余計な仕事が増えるだけなんですから。
基本、アホみたいに忙しくも神経使う仕事なだけに、
余計な部分は排除しないと回らないんです。。。
6.不動産は“人”が判断する仕事
賃貸も売買も、最終的に判断するのは 人 です。
■書類は問題ない
■収入条件もクリア
それでも、「この人、大丈夫かな?」という違和感があると、慎重な判断になることはあります。
これが、「理由は分からないけど通らなかった」の正体です。
7.ブラックになるかどうかの分かれ道
不動産でブラック扱いされるかどうかは、収入の多さ・職業・年齢よりも、
約束を守るか・誠実に対応するかが大きく影響します。
多少条件が厳しくても、
■正直に話す
■事前に相談する
こうした姿勢があれば、道が開けるケースも多いのが現実です。
不動産は、信用の上に成り立つ仕事。
だからこそ、信用を軽く扱わないことが、一番の近道なのかもしれません。