
Vol.410 今後、外国人オーナーは増える???
日本の不動産市場で起きている変化と、これからの住宅事情
「これから日本の不動産を所有する外国人は増えるのでしょうか?
近年、
以前は、「日本の住宅は日本人が所有するもの」というイメージが強くありました。
しかし現在では、
・海外投資家による日本の不動産購入
・日本在住外国人による住宅取得
・外国企業による不動産投資
など、
特に東京、大阪、京都、北海道などでは、
では、今後さらに外国人オーナーは増えていくのでしょうか?
結論から言えば、日本の不動産を所有する外国人は、
その理由は、日本の不動産市場が海外から見ると魅力的な部分を持っているから
一方で、外国人オーナーが増えることで、
管理・契約・コミュニケーション・地域との関係など、新しい課題も発生します。
今回は、不動産会社の視点から、
「なぜ外国人オーナーが増える可能性があるのか?」
「日本の不動産は海外からどう見られているのか?」
「今後の不動産市場にどのような変化が起きるのか?」
について解説します。
1.なぜ外国人オーナーが増える可能性があるのか?
外国人が日本の不動産を購入する理由はいくつかあります。
理由①日本の不動産価格が海外と比較して魅力的だから
近年、世界の主要都市では住宅価格が大きく上昇しています。
例えば、海外の大都市では、
・住宅価格が非常に高い
・投資利回りが低い
・購入できる物件が限られる
という状況があります。
一方、日本では地域によって差はありますが、海外投資家から見ると、
「購入可能な価格帯の物件が多い」と感じられる場合があります。
特に、東京など世界的な都市の不動産は、
海外から見ると比較的手が届きやすい価格帯と評価されることがあ
理由②日本の治安や安定性が評価されている
海外投資家が不動産を選ぶ際、価格だけでは判断しません。
重要視されるのは、
政治的安定・治安・インフラ・法律制度などです。
日本は、世界的に見ても安全性が高い国として知られています。
また、不動産の所有権制度が整備されていることも、海外投資家から見る安心材料になります。
理由③円安による購入メリット
外国人投資家にとって、為替も重要な判断材料になります。
円安になると、海外通貨を持つ人から見ると日本の不動産が割安に感じられる場合があります。
例えば、以前なら高額だった日本の物件でも、為替の影響によって
海外投資家にとって購入しやすくなるケースがあります。
理由④日本の観光需要・賃貸需要
外国人オーナーが注目する分野の一つが、賃貸市場です。
特に、観光地・都市部・大学周辺・外国人需要がある地域では、賃貸需要が期待されます。
また、日本を訪れる外国人旅行者が増えることで、宿泊施設や投資用不動産への関心も高まっています。
2.外国人オーナーが所有する不動産の種類
外国人オーナーと聞くと、大規模な投資をイメージする方もいます。
しかし、実際にはさまざまです。
①投資用マンション
都市部では、区分マンションを購入し、賃貸運用する外国人投資家もいます。
比較的管理しやすく、流動性が高いことが理由です。
②戸建住宅
日本に居住する外国人の場合、自身が住むために戸建住宅を購入するケースもあります。
子育て環境や生活の安定を求め、日本で住宅を取得する人も増えています。
③土地・収益物件
資産運用目的で、アパート・ビル・土地などを購入するケースもあります。
【外国人オーナーが増えるメリット】
外国人オーナーの増加には、不動産市場にとってメリットもあります。
①不動産市場が活性化する
購入者が増えることは、市場全体の活性化につながります。
特に、空き家問題を抱える地域では、新しい所有者が現れることで建物が活用される可能性があります。
②古い住宅が再利用される可能性
日本では、築年数が経過した住宅や空き家が増えています。
外国人投資家が、これらの物件を購入しリフォームや再活用することで、地域活性化につながる場合があります。
一方で注意すべき課題もある外国人オーナーが増えることは、すべてがメリットだけではありません。
A.管理や連絡の問題
所有者が海外に住んでいる場合、緊急時の連絡や修繕対応が課題になることがあります。
・設備故障
・近隣トラブル
・修繕判断
そのため、管理会社や不動産会社との連携が重要になります。
B.地域とのコミュニケーション
賃貸住宅では、所有者だけではなく入居者や近隣住民との関係も重要です。
文化や生活習慣の違いから、認識のズレが起こる場合もあります。
不動産管理では、ルールを明確にすることが重要になります。
3.外国人が日本の不動産を購入する時の壁
日本の不動産購入は、外国人にとって簡単ではありません。
言語の問題・契約内容の理解・税金制度・住宅ローンなど自国のルールとの違いがあります。
特に、日本独自の不動産取引の流れは、海外とは異なる部分が多く、
そのため、専門知識を持つ不動産会社のサポートが重要になります。
4.今後、日本の不動産市場はどう変化するのか?
日本では、人口減少という大きな課題があります。
一方で、都市部では住宅需要が続いています。
今後の不動産市場では、日本人だけではなく、海外からの需要も一つの要素になる可能性があります。
特に、
・交通利便性の高い地域
・観光需要がある地域
・国際的な都市
では、外国人による不動産取得が増える可能性があります。
【外国人オーナー時代に不動産会社が果たす役割】
これからの不動産業界では、単純に物件を売買するだけではなく、
多様な所有者や購入者への対応力が求められます。
重要になるのは、法律知識・契約管理・地域事情・市場分析。
外国人オーナーであっても、日本の不動産取引では日本のルールに沿った対応が必要です。
【メディアでも問題視される一部の心持たない外国人の影響も課題】
日本人であろうと外国人であろうと、良い人・悪い人は存在します。
どちらにしても、日本が日本で無くなる危機感みたいなものは、純ジャパとしてはやはりある。
外国人が増える=秩序が保たれないと言う見解以前に、
法整備が整っていない、こうした状況を放置している日本そのものに問題があるとも思います。
キチンとしている外国人なら歓迎と言う点、そもそも日本人なんだからシッカリしろよという点。
どうしてもイメージで語りたくなるものではありますが、揉める原因・理由は必ずあります。
当社では外国人のお客様も比較的多いと思います。
これが何故かは分かりませんが、そうした身近な方は、キチンとされています。
だから、変な固定概念とかはありませんが、難しい問題でもある一方、問題解決できる力もないのが
日本なのかもしれません。
結果、日本の不動産が買われ、ある程度の価格の上下は市場としてはあると思いますが、
だからと言って、日本全国一律で上がるとは考えられません。
むしろ、外国のオーナーが増える事で、これまでに見た事ない外国感のある部屋が
登場する可能性だってあると思いますよ?
記:宅地建物取引士 原田