
Vol.414 犬や猫を飼っている家は売れにくい?
ペット飼育住宅の売却で査定に影響するポイントと対策
「犬を飼っている家は売れないって本当?」
「猫の臭いや傷で査定価格は下がるの?」
「ペットがいる状態で家を売却すると不利になる?」
住宅売却を考えている方から、
日本では犬や猫を家族の一員として迎えている家庭が増えています
しかし、いざ家を売却するとなると、
「ペットを飼っていたことがマイナス評価になるのでは?」と不安になる方も少なくありません。
結論から言うと、犬や猫を飼っている家だから必ず売れにくい、
ただし、臭い・床や壁の傷・汚れ・設備の状態・買主の心理的な抵抗などによって、
売却活動に影響する可能性はあります。
今回は、不動産会社の視点から、
「ペットを飼っていた家を売却するとき、どこが見られるのか?」
「少しでも良い条件で売るためには何をすればいいのか?」
について詳しく解説します。
1.犬や猫を飼っている家は本当に売れにくいのか?
まず大前提として、ペットを飼っている家でも普通に売却することは可能です。
現在では、犬や猫を飼育している家庭は珍しくありません。
そのため、「ペットを飼っていた家=売却できない」という考えは間違いです。
ただし、不動産売却では、購入希望者がその家を見た時に、
ここで快適に暮らせるか?という印象が非常に重要になります。
つまり問題になるのは、ペットを飼っていた事実そのものではなく、
ペットによる影響が残っているかどうか?です。
査定に影響するポイント①「臭い」
犬や猫を飼っていた住宅で、最も気にされやすいのが、臭いです。
飼い主本人は毎日生活しているため気付きにくいですが、ペットを飼っていない人が室内に入ると、
「動物の臭い」を感じることがあります。
臭いは目に見えないため、売主本人では判断しにくい部分です。
内覧時に、「少し臭いが気になる」と思われてしまうと、購入意欲が下がる可能性があります。
査定に影響するポイント②「床の傷」
犬や猫を飼っている住宅では、床の傷も確認されます。
・犬が走り回ったフローリングの傷
・猫の爪による傷
・ペット用トイレ周辺の汚れ
特に中古住宅では、購入希望者は室内状態を細かく確認します。
小さな傷であれば問題にならない場合もありますが、
広範囲に傷がある場合、リフォーム費用を想定されることがあります。
その結果、「購入後に修繕費がかかりそう」と思われる可能性はあります。
査定に影響するポイント③「壁紙の状態」
猫を飼っている住宅では、壁紙の傷みを気にする買主もいます。
・爪とぎ跡
・壁紙の剥がれ
・汚れ
壁紙は比較的交換しやすい部分ですが、買主から見ると「入居前にリフォームが必要」という印象になります。
査定に影響するポイント④「アレルギー問題」
ペットを飼っていない購入希望者の中には、動物アレルギーを持っている方もいます。
・犬がいた家
・猫がいた家
という情報だけで慎重になる方もいます。
特に、小さなお子様がいる家庭では、室内環境を気にするケースがあります。
2.ペットを飼っていたことは必ず伝えるべき?
不動産売却では、「できれば言わない方が高く売れるのでは?」と考える方もいます。
しかし、ペット飼育歴を隠すことはおすすめできません。
理由は、売却後のトラブルにつながる可能性があるためです。
購入後に、「聞いていた状態と違う」となれば、売主側が問題になるケースもあります。
不動産取引では、正確な情報を伝えることが重要です。
【高く売るための対策】
では、ペット飼育住宅はどのように売却すれば良いのでしょうか?
ポイントは、買主に「清潔な印象」を与えることです。
① 売却前に臭い対策をする
まず取り組みたいのが、臭い対策です。
・換気をする
・カーテンや布製品を洗濯する
・消臭清掃を行う
・エアコン清掃をする
場合によっては、専門業者によるハウスクリーニングも効果的です。
② 床や壁を補修する
傷が目立つ場合、部分補修を検討しましょう。
必ずしも全面リフォームが必要とは限りません。
重要なのは、「買主が気になる部分を減らすこと」です。
③ 内覧時の印象を良くする
住宅売却では、第一印象が非常に重要です。
・掃除
・換気
・整理整頓
また、ペット用品が大量に見える状態より、生活感を少し整理した方が部屋を広く感じてもらいやすくなります。
④ ペット飼育経験をプラスに変える
実は、ペット飼育住宅にはメリットもあります。
・床材を丈夫なものにしている
・防音対策をしている
・ペットスペースがある
・庭がある
ペットを飼っている購入希望者にとっては、むしろ魅力になる場合があります。
3.ペット可マンションの場合は注意点がある
マンション売却の場合、ペット飼育について管理規約の確認が必要です。
確認するポイントは、
・ペット飼育可能か
・頭数制限
・サイズ制限
・飼育ルール
です。
購入希望者は、「購入後にペットを飼えるか?」を確認します。
そのため、管理規約の内容は重要な売却材料になります。
<不動産会社選びが重要>
ペットを飼っていた住宅の場合、通常の査定価格だけを見るのではなく、
物件の魅力を正しく判断する必要があります。
例えば、同じマンションでも、
・ペット可
・駅近
・周辺環境が良い
・設備が充実
とあらば、ペット飼育歴だけで大きく評価が下がるとは限りません。
重要なのは、物件全体の価値を見ることです。
「ペットがいるから売れない」は間違い
不動産売却では、住宅の状態、立地、価格設定、販売方法によって結果は大きく変わります。
ペットを飼っていた家でも、適切な準備をすれば十分売却できます。
むしろ、現在ではペットと暮らす家庭も多いため、購入希望者の中には、
「ペット飼育可能な住宅」を探している方もいます。
単に売却と言っても、どうお客様に訴求するかが鍵となります。
今の時代、ペットを飼っている家は珍しくありません。
でも、飼っていない方や飼わない方からすれば、マイナス要因にもなりやすいのは事実。
内覧しに来る方は、ペットを飼っている事をお客様に知らされますが、
その上でどれだけの方が見に来てくれて、どれだけの方が好印象を持ってもらえるか、、、
仕方ない部分もありますが、出来るだけ片付けしたりして、
良い印象を持ってもらえる様にする努力は必要です。
まぁ、建物や立地が魅力的であれば、そこまで気にしなくても、、、と言う考えもありますが、
たった一組に選ばれるためにも油断は禁物。
頑張りましょうね!
記:ライフプランナー 武井